和洋国府台女子中学校高等学校

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英語英語和洋ラウンドシステム、ラウンド2は何をするのか?

2019.06.05

和洋国府台女子中学校の英語教育法は和洋ラウンドシステム。教科書をくりかえし学習することで英語力の定着をはかるシステムです。この英語教育システムをはじめて、2019年度で本格導入3年目。今回はラウンド2の目標としていること、取り組む内容について英語科直井先生にインタビューをしてみました。

和洋ラウンドシステムの概要はこちらから

ラウンド2の目標は音と文字の一致

和洋ラウンドシステムは教科書をくりかえし学習することで定着をはかるときいています。ラウンド1ではCDをくりかえし聞くことでストーリー概略を理解するのが目標とのことでした。ラウンド2では何が目標となっているのでしょうか。
音と文字を一致させることが目標です。
教科書を開き、本文を見ながら、英語の音を聞くということでしょうか。
いいえ、ラウンド2では教科書を開いて本文を読むことはありません。別の方法で音と文字の一致を図ります。
具体的にはどのような活動をするのでしょうか。
生徒はラウンド1で何度も英語音声を聞いているので、音が耳に残っています。そこで、教科書英文がシャッフルされたプリントを見て、英文を正しい順番に並べ替えます。
英文の並べ替えはゲームのようですね。
はい、自分がラウンド1で何度も練習して音として覚えているものを文字とあわせることで定着をはかります。並べ替えをゲーム感覚で行うことで英語が得意な生徒もそうでない生徒も楽しみながら取り組みます。1回では並べ替えを完成させることはできません。結果として、このラウンドでも何度も教科書英文を聞くことになります。
ラウンド1と同じくリスニングが中心となりますね。
はい、その通りです。ラウンド1の段階で内容が難しいと感じていた生徒も、このラウンドでくりかえすことで、様々な発見があるようです。
たとえばどのような発見がありますか?
ラウンド1の最後では、通常の授業進度では3学期に扱う内容も5月くらいで扱います。しかもリスニングのみ。これはかなり高いハードルです。その高いハードルを乗り越えて、ラウンド2になると、もういちど最初のUnitに戻ります。教科書の最後から最初に戻ったところで、「あ、最初は簡単!」と自分の実力アップを感じ、また、「あ、まだわからないところがあった」と改めて見つめなおすことができます。
自分の到達度が実感できるということですか
はい。ラウンド1と違った方法でくりかえしをすることで、新しい目標に到達しようと努力するだけでなく、その過程で自分の到達度を感じることができるのが良いですね。

まとめ


● ラウンド2では英文並べ替えを行うことで音と文字の一致を図る。
● もう一度最初から教科書を扱うので、英語力アップに気付くことができる。また、自分の到達度を実感できる。

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