5月27日(火)3年E組 探究係
今回の授業は、お菓子をいただく作法を学びました。
黒文字の扱い方や懐紙や菓子切りを実際に使い、お菓子をいただくといった内容でした。
今回は『唐衣(からころも)』というお菓子をいただきました。
5月頃に咲くカキツバタの花をモデルにしており、鮮やかな青紫の色が特徴的な外郎です。
お菓子の銘は『伊勢物語』の第九段「東下り」に出てくる和歌から来ています。
「唐衣
着つつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
旅をしぞ思ふ」
(訳:唐衣が何度も着ていると身になじむように長年なれ親しんだ妻が(都に)いるので、はるばる来てしまった旅をしみじみ悲しく思う。)
この和歌は、都から東へはるばる旅をしてきた在原業平が、杜若の花を見た際に「かきつばた」という5文字を句の頭に置いて旅の気持ちを詠んだ歌です。
元々花が和菓子のモチーフになることは知っていましたが、和歌も元になるということが意外で衝撃をうけました。
今後、そういった和菓子の由来をもっと深堀りして調べようかなと感じました。
前回の授業の様子はこちら