12月5日(火)F組 探究係
授業の前半では前回の授業で視聴した表千家のDVDの感想を共有し、後半では和室に上がってお菓子をいただきました。
今回は「吹き寄せ」という干菓子でした。
全部で5種類あり、もみじ、かえで、マツ、柿、いちょうをモチーフにしたもので、柿のお菓子はきなこのような風味がしました。
「吹き寄せ」の由来は木枯らしや風で木の葉や木の実が吹き寄せられたところから来ており、その風情を表すように、小さな色々な種類のお菓子を集めたものを「吹き寄せ」というそうです。
今回はグループになって、自分たちで盛り付けに挑戦しましたが、一見簡単のように見えても見え方やバランスを配慮すると、難しかったです。
また、授業で印象に残ったのは「平常心是道」という掛物です。
この掛物は「どんな状態でも冷静に心を平らかにして、素直な気持ちで物事に取り組むことが大切」という意味があります。
これから自分たちの選んだ道に進んで行く中で大変なことも多くあると思いますが、どんなときでも平常心を忘れずに歩んで行きたいと、この言葉から強く思いました。
今回の授業が今年度最後の授業だったのですが、1年間の茶道の授業を通して、茶道のことだけでなく日常生活で使える作法や、丁寧に行動することの大切さを学ぶことが出来ました。
私は、茶道の授業を通しておもてなしの心や一期一会の精神を理解することができたと感じています。また高校生活で日本文化の一つである茶道に触れることができ、貴重な経験になりました。
卒業後は、茶道の授業で学んだ作法や礼儀などを日常生活にも活かしていきたいです。