11月9日(木)3年G組 探究係
今回の茶道の授業では、茶会を開催しました。
11月は茶室の炉が開かれる「炉開き」の時期であり、それは大変おめでたいことだそうです。茶道の世界の11月は、5月に収穫された茶葉が茶壺の中で熟成され、風味を増し、茶壺の口を切って使用されるという時期でもあります。さらに、先生方から私達への少し早めの卒業祝いという趣向で、お祝いをテーマにした茶会を催していただきました。
茶会にあたってクラスを二分し、振る舞う水屋の役割と、もてなしを受けるお客様の立場になって、今まで学んだ作法や振る舞いを行いました。
水屋は「袱紗」を初めて折りたたんで腰に付けました。
これは「私は茶会の主催者側の者です」という目印にもなるものでもありますが、スカートに挟み込む工程が難しく、動きが少し雑になってしまいました。
お菓子は、黄色の亀の甲羅の形の練切でした。「鶴は千年・亀は万年」の言葉の通り、亀は長寿の象徴という事から、縁起のいいモチーフでもあります。
また使用された茶碗には6つのひょうたんが描かれていて、その茶碗の意味は六瓢(むひょう)=無病息災との掛詞がされているそうです。
お道具の意味など、様々な点で寿ぐ工夫がされていたのが、とても興味深かったです。