10月24日 (火) F組 探究係
今日はミニお茶会を行いました。もてなす側は亭主・半東・水屋に分かれ、お客様にお茶とお菓子をふるまいました。
「亭主」は茶会の主催者のことを指し、「半東」は亭主の補助をします。「水屋」は点前や茶会の準備・道具の管理をします。
私は今回、お水屋を担当しました。まず、お客様に召し上がっていただくお菓子の準備をしました。その後、点てだしをしました。人数の都合上、亭主が全員分のお茶を点てない場合があります。そのため、亭主が点てない分のお茶を水屋が点てます。
お水屋の仕事は流れが決まっているわけではなくその時々によって異なります。したがって、場を読んで、動くことが肝要です。
本日の掛け物は「閑坐聴松風」でした。
茶釜の湯がたぎる音は「松風」の音にたとえられ、「閑坐聴松風」は「しずかに座って、松風の音を聞く」とか、「心閑かにいることで、普段は意識しないような音も心地よく聞こえてくる。」という意味です。昨年学んだ谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』の一節にも、同様の描写があったことを思い出しました。掛け軸の布や紙の部分は豪華絢爛な装いで、豊かな色合いから、私にとってはまるで黄金色の田園風景を連想させるような掛け物でした。
本日のお菓子は「毬栗きんとん」でした。
真ん中に栗が入っていてあんに包まれているお菓子でした。
今回のミニ茶会を通して各々の役割やマナーを学ぶことができました。
次回の授業では今回学んだことを活かしてお茶会に取り組んで行きたいと思います。