10月5日(木) C組 探究係
本日の授業では、席入りを行いました。
まず、正客は茶席の入り口に、膝の前に扇子を置いて座り一礼をします。にじって茶席に入り、扇子を右手に持って立ち上がります。
席の中に入ったら、床の前に進み、座って床の間の拝見をします。
両手を畳についたまま、掛物、次に花の方に身体を向けて花を拝見します。
この時の注意点として、掛物には最初と最後に礼をします。
今回初めて授業で扇子を扱ったためとても苦戦しましたが、最後にはみんなきちんと出来ていました。
本日のお菓子は吹上菊です。
吹上菊の開花時期は9月〜10月で秋のお花です。
「吹上」というのは和歌山県の地名だそうで、平安時代、そこは一帯が砂浜で、野菊が咲き誇っていました。
その名が吹上菊の由来の一つだそうです。
その美しい姿を見た菅原道真は
「秋風の吹上に立てる白菊は 花かあらぬか浪に寄するか」という歌を詠んでいます。
風に揺れる白菊を、白い波が打ち寄せているように見立てているのが、趣深いですね。