5月9日(火) 3年F組 探究係
今回の授業では、格子戸の開閉について教わりました。格子戸を開ける際は、引手に近い方の手で3分の2ほど開けて、残りは手を変えて閉める、また閉める際には、引手に近い方の手で3分の2ほど閉め、残りは手を変えて引手に手をかけて締め切るという所作を学びました。
また、和室の名称には多くの種類があり、興味深かったです。
授業の中で先生が今回の床の間のお花を紹介してくださっている際に、菖蒲(アヤメ)と杜若(カキツバタ)と菖蒲(ショウブ)の違いと、それぞれの漢字について気になったので、調べてみました。
まず、見分け方は2つあります。
①花弁の根元部分
アヤメは網目模様、カキツバタは白い筋、ショウブは黄色い筋が入っているのが特徴です。
②生える場所
アヤメは乾燥したところを好みますが、カキツバタは湿地。ショウブは半湿地でよく見かけられます。
またなぜアヤメとショウブの漢字が一緒なのか。
ショウブは昔、アヤメと呼ばれていました。
つまり、この時はアヤメについてもショウブを指していました。
しかし、ショウブと花はそっくりなのに明らかに違う花を咲かせる植物がありました。
それが現在のアヤメなのです。
花がそっくりな2つを区別すべくサトイモ科(ショウブ)を「草アヤメ」、
アヤメ科(アヤメ)を「花アヤメ」とすることにしました。
後に花アヤメの花の美しさが目立つことから、アヤメというと現在のアヤメを指すようになりました。
サトイモ科の方がショウブを名乗り、一件落着したように思えましたが、「菖蒲」という漢字はそのまま残ったのです。
今回の授業を通して、和室に入る際の立ち居振る舞いなどを詳しく学ぶことができたと感じています。来週からの授業も楽しみながら、さらに所作を身につけたいです。