和洋国府台女子中学校高等学校

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英語英語和洋ラウンドシステム、宿題がないって本当ですか?そんなことはありません!

2019.05.13

和洋国府台女子中学校の英語教育では和洋ラウンドシステムを導入しています。この授業では宿題がほとんどないようですが、宿題なしで大丈夫なのでしょうか。その点について外国語科直井先生にインタビューしました。

和洋ラウンドシステムの概要はこちらから。

宿題がないというのは本当ですか
いいえ、そんなことはありません。「宿題を指定することはほとんどない」というのが事実です。
どういうことですか。
「○○○○○をしなさい。」という宿題を出すことが一般的ですが、そうすると課された宿題をしっかりと行うことが優等生となります。もちろん、こういう宿題も大事ですが、一方で、課題があれば取り組むが、なければ取り組まないという姿勢にもなってしまいます。そこで、「授業の復習を毎日するように」と指示をしています。授業で行なったことをふまえて、自分に何が足りないかを自分で考えて家庭学習に取り組むようにはたらきかけています。
具体的に教えてください。
たとえば、授業で音読練習を行いました。音読練習の一つにオーバーラッピング(CDのモデルと合わせて音読)というものがありますが、授業内だけではCDのスピードで読むことは難しいです。そこで、その日の家庭学習では音読練習を行おう!と自発的に考えるように促しています。
生徒が課題を的確に見つけられるでしょうか、また課題に取り組んでいるか把握しづらいです。
そこで、イングリッシュマラソンと呼ばれる英語学習記録シートを使っています。その日にどのようなことを行なってどのような様子だったのかを生徒はシートに記録します。それを教員が定期的に確認をして学習アドバイスを行うようにしています。特に中学1年生の最初は戸惑いが多いです。ほぼ毎日イングリッシュマラソンを見ることで、生徒の自主学習状況を確認しています。
適当にシートを記録する生徒はいませんか。
ほとんどいないと思います。嘘の記録をしても、点数が上がるわけではありません。体調の悪い時は家庭学習ができないかもしれませんので、そのときは「体調不良でできなかった」と報告をしてきますね。また、最初のうちは保護者のサインも求めています。保護者の方に英語学習状況を把握して学校教育に協力をしていただきたいと考えています。
与えられた宿題をするよりも大変そうです。
その通りです。最初のうちは上手に課題が見つけられなくても、自分で工夫をしていくことで高校生になるころには自学自習の姿勢が身についていくことが期待されています。よって、和洋国府台女子中学校では、宿題を指定することはほとんどないけれど、毎日家庭学習をするように促している、と言えます。

まとめ


● 宿題として課題が与えられることはほとんどない
● 毎日の授業復習を自分で考えて行うことが課されている
● イングリッシュマラソンとして家庭学習の取り組みを記録して、教員と保護者が確認をする

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