和洋国府台女子中学校高等学校

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社会【社会科見学会】日本銀行・貨幣博物館・東京証券取引所

2019.04.13

授業で学んだことと実生活を関連づけることを心掛けている和洋国府台女子の社会。今回は、日本経済の仕組みや歴史に実際に触れることで、世界情勢への関心を深め、社会の変動について考えることを目的として、日本銀行と東京証券取引所を訪れました。お忙しいところ、担当者より様々な話を伺いましたので、その様子を報告します。

日本銀行・貨幣博物館

日本銀行には3つの役割があります。何だったか覚えていますか?
「政府の銀行」「銀行の銀行」「発券銀行」の3つです。
そうですね。つまり、日本銀行はお札の流通・管理や金融政策によって日本経済の安定維持を担っているといえます。では問題です。日銀では、個人の取引はできるでしょうか?
できないとおもいます。政府や銀行の銀行だから…。
実はできるんです。個人の口座を開設することはできませんが、交通違反の罰金の支払いなどは日本銀行でできるんですよ。また、お札の引き替えも可能です。東日本大震災の際には、大量の紙幣の引き替えがおこなわれました。
意外に身近なところで関わっているんですね。

東京証券取引所

東京証券取引所は、株式の売買をスムーズに行うための市場となっている場所です。
株取引はどこで行っているのでしょうか?
全国各地にある証券会社で株式を売りたい人・買いたい人が取引の注文をしています。その株式会社が株式の売買取引をおこなうところが証券取引所です。
ということは、株主になるには証券会社に相談すればいいのかぁ。
株の売買は100株単位でおこなわれます。
あの画面に映っているのが株式の値段ですか?
そうです。あそこには1株の値段が表示されているから、あの数字を100倍すれば、実際に売買する値段になりますね。
画面の下にある赤や緑の数字は何ですか?
各企業の前日の株価との比較です。
株価が変化する要因には、どのようなものがあるのでしょうか。
国際情勢や国内の政治経済状況は勿論、天気によっても変わりますよ。
株価は、世界や国内の情勢を知るヒントにもなるということですね。株価を基に、そういった視点でニュースを見るのも面白いですよ。



日本銀行、東京証券取引所での見学を通して、経済と社会にどのような影響を及ぼすか、個人とはどのように繋がっているのかを体験することができました。

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