和洋国府台女子中学校高等学校

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探究和洋茶道2

2025.05.29

5月12日(月) 3年G組 探求係

今回の授業では、茶道の歴史や正座での礼の仕方について学びました。

茶道は、日本の伝統文化として長く愛されてきた文化の一つであり、日本にお茶が広まったのは鎌倉時代の頃で、栄西という僧が中国の栄からお茶と禅宗を持ってきたのが始まりと言われています。その後お茶と禅の考えが結びつき室町時代に村田珠光が「わび」の精神を確立し、その後、千利休が「わび茶」を完成させました。

和洋の茶道は表千家であり、十五代の千宗左宗匠が現在の家元です。

洗心の間の掛軸は利休坐像、奥の間の掛け軸は柳緑花紅でした。利休坐像には、千利休が豊臣秀吉に切腹を命じられた際に詠んだ辞世の句が書かれています。祖佛共殺という荒々しい言葉が含まれており、秀吉に対する憤りを感じながらも、利休が築いたわび茶の精神を最期まで貫いていたことが分かりました。

「礼に始まり礼に終わる」と言われるほど茶道において礼は大切な作法ですが、日常生活や重要な場面の上でも人柄が伝わる欠かせないものだと感じます。また、洗心亭に上がり正座をする度、身が引き締まる一方で不思議と落ち着くのは、この日本文化の授業ならではだと思いました。授業で学んだことを活かし「凛とした女性」になるためにも丁寧に礼することを心がけたいです。

前回の授業の様子はこちら

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