高校2年生の3学期は仮名の授業を行います。
漢字の授業と同様、古典(古筆)の鑑賞と臨書を通して仮名を学びます。
授業では毎回、変体仮名のテストや平仮名の字母テストなどで少しずつ読める仮名を増やし、総まとめとして仮名の創作を行いました。
今回は短冊形式に歌を一首、古今和歌集の最古の写本である「高野切第一種」の書風を基に文字を編んでいきます。
また、二学期に古典の授業で扱った馴染みのある「百人一首」を題材とし、好きな一首を選びました。
原稿作りではただの字集めではなく、墨の濃淡や変体仮名の使用頻度などを古筆の鑑賞から学び、文字の取捨選択をしています。