探究基礎Ⅱ　SDGsワークショップ

５月２７日、高校２年生の探究授業（WIQ）で、SDGsに関するワークショップを開催しました。WIQ（和洋独自の探究プログラム）では、社会とつながるプロジェクトを数多く取り入れています。今回のファシリテーターは、こども国連環境会議推進協会の井澤友郭氏。今回は実際に来校して、「SDGsを自分ゴト化」するための講座を実施してくださいました。
　今回の講座の一番ユニークな点は、「レゴ」を使うというところです。生徒の中でも小さい頃レゴを組み立てて遊んだ人もいたらしく、机の上に用意されているパーツを見て、みんなとても楽しそうでした。生徒たちは、まず「今の気分」を表すレゴのパーツを選び、その色や形を選んだ理由などを言葉で説明しました。この活動から、考えるだけでなく感じたままを語ってよいということを生徒達は経験し、いよいよ本題に取り組みます。それは、「あなたの身近や世界に存在する取り残されている人やコミュニティはどんな存在でどのような状態ですか？」という問に対する答えを、レゴを使った作品として表現するという課題です。最初は戸惑っていた生徒達もだんだん真剣なまなざしで取り組み始め、最後にはその作品について友達に自分の思いを熱く語る姿が見られました。
　講座の最後に井澤氏から、「学びとは掛け算です。気づき×知識×行動。行動が０なら、全てが０になってしまう。だから少しでも行動することが大切です。」という話を伺い、自分に何ができるか、１人１人が考えるきっかけになったようです。

　高校２年生は今後、「ソーシャルチェンジ」というPBL（問題解決型学習）が始まりますが、今日のワークショップを経て、さらに深く社会を見つめるまなざしを持ってくれることでしょう。