和洋国府台女子中学校高等学校

教科

芸術リコーダー上達への道 (14) 「フルート!?」

2020.06.04

リコーダー上達への道「千絵とリコーダー」
【これまでのお話】
(1)「出会い」
(2)「2つの課題」
(3)「音を出す意味」
(4)「合わせるもの」
(5)「背景」
(6)「新たな課題」
(7)「BとG」
(8)「終え方の工夫」
(9)「エルガー」
(10)「ビブラート」
(11)「アンサンブル」
(12)「ヒント」
(13)「足りないもの」

イングランド民謡「グリーンスリーブス」 リコーダーアンサンブル

アンサンブルのレッスンを終えた帰り道・・・

アンサンブルは楽しいですな~
そうだね!
はいっ!
村さんは、音楽をリコーダーだけでなく、身体でも表現できているのです。私の課題はその表現です。
確かに、村島先輩、音楽と身体の表現が一体となっていました。
そうっ?ありがとう!あまり意識はしていないんだけど、身体が自然に動くんだよね・・・
ところで相談があるんだけど・・・
なんです?
・・・せっかくだからアンサンブルグループの名前を考えない?
いいですね!
実は先日、先生に私たちのアンサンブルグループの名前について相談したら、「リコーダークラブ」でいいんじゃないってことだったんだ・・・
でも、せっかくだからカワイイグループ名がいいな~と思って。
・・・フム、いいですな・・・
千絵さんがアンサンブルで大切なことの気づきを得るきっかけとなった「カツサンド」ってのはどうです?
えっ・・・
美術部の中にその名前のグループが既にあったはず!
ほう・・・
では「カツ」を「勝つ」、「サンド」の部分を、音を意味するサウンドの複数形「サウンズ」・・・つまり「カツサウンズ!(勝つサウンズ!)」っていうのはどうです?
えっ・・・
まぁ、杉田らしいけど・・・そもそも何に勝つの?
私は、音楽は勝ち負けを競うものじゃないと思っているし、勝負に興味ないな~
確かに、私がリコーダーを吹くのは、自分が楽しくて豊かな気持ちになるからであります。・・・ただ「音楽の勝負」についてはギリシャ神話の時代からあるのです。
ギリシャ神話って、あの数千年前の!?
そうです。自然の精霊「サテュロス」と、神である「アポローン」が、アウロスという木管楽器とキタラーという竪琴で音楽対決したのです。
!!えっ、それってどうなったの??
あれ、村さんは音楽の勝負に興味ないって言っていたような。
・・・
アウロスって、村島先輩の使っているアルトリコーダーやソプラノリコーダーの製造会社と同じ名前ですね。
そうなんです。この会社の名前は、そのアウロスというギリシャ神話にも登場する古い木管楽器が由来なのです。
そうなんですね!
・・・千絵ちゃんはグループ名についてどう思う?
「カツサウンズ!(勝つサウンズ!)」・・・かっこいい響きですが、村島先輩の思っているカワイイ感じとは少し違っているような気がします・・・
先日先生から、リコーダーは昔「フルート」って呼ばれていたって教わったんです。この響きを入れられたらいいな~って思いました。
古くは「フルート」とは笛一般のことを指していたのです。
そのような背景から、J.S.バッハが活躍していたバロック時代まで「フルート」とはリコーダーのことを表していたのです。そしてその時代では、リコーダーはオーケストラにも使われていたのです。
現在でも、イタリアではリコーダーを「フラウト ドルチェ」って呼んでいます。ドイツやフランス等でのリコーダーの呼び名にも、フルートに近い響きが含まれていたはずです。
へー、そうだったんですね。
杉田、よく知っているね。・・・「フルート」の響きは良いね!私はそれにさらにフレッシュな感じを加えたいな~
フレッシュといったら、果物を連想します・・・果物・・・フルーツ・・・
・・・果物の風味がいっぱいに感じられることを「フルーティー」というのです。「フルート」と響きは近いですな。
!!・・それ、いいじゃない・・・じゃあ「フルーティーズ」っていうのはどう?
すごく素敵です!!
あっ、いやっ、私はカツs
じゃあ決定!!グループ名は「フルーティーズ」ということで!

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