和洋国府台女子中学校高等学校

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理科【理科】卵の共同研究はじめました

2020.05.21

理科では中学校3年間で100回の実験を行っています。自ら手を動かし考える実験を通して、実験技術や科学的なものの見方、考え方を養成します。

中学校3年生で『課題研究』の授業が始まりましたね。
はい。本校ではこれまで、中学3年生数人のグループで1つのテーマを共同で研究する『課題研究』を行っています。4月にテーマを決めるところから始め、夏に研究を進め、9月の学園祭で中間報告、2月に成果を発表してきました。
確かに、今年は休校期間が続いてしまい、今まで通りというわけにはいかないと思います。休校中、生徒は自宅で課題研究の準備を進めているそうですね。
はい。今年は予定を大幅に変更せざるをえません。まずは、共通テーマで研究を進めています。全員が同じテーマで基礎実験に取り組むことで、課題研究方法に対する理解が深まります。
自宅で共通して研究を進める課題なのですね。テーマは何にされたのですか。
毎年違うテーマでやっていますが、今回は卵の大きさによって黄身と白身の重さはどのように変化するか調べます。保護者の協力をいただきながら、生徒は安全に自宅で実験を進めているようです。
結果が気になりますね。
6月には結果をお伝えできると思います。今まで、黄身は卵の大きさに比例せず、一定であると認識されていました。しかし、最近では、そうではないという研究報告があります。ですから、本当に卵のサイズによって、黄身がどのように違うかの研究です。また、この機会に生徒には卵料理もできるようになってほしいと考えています。
理科の実験だけでなく、卵料理にも挑戦ということですね。

調理をする卵料理の種類はお任せです。目玉焼き?卵焼き?スクランブルエッグ?オムレツ?ポーチドエッグ?などなど、生徒が何を作るのか楽しみにしております。

せっかく卵黄と卵白を分けるので、それぞれの料理やお菓子づくりができると良いともっと楽しいですよね。

どのようなスキルが身に付きますか。

今回は生徒にとって身近である卵をテーマに選んでいます。身近なものに疑問を感じ、理論的に物事をとらえる力を身に付けて欲しいです。

また、今回の休校中の課題を通して、準備、結果、考察などの研究の手順を学んで欲しいと思います。共通実験は教員がテーマの設定を行いましたが、研究は自分自身で進めます。研究の手順を踏むことで、個人の課題研究の基礎となるスキルが身に付きます。

中学校の2年間で約80回の実験を行い、調べ方や器具の操作を十分行っています。こういった実験を通して実験の基礎となるスキルを高め、中学3年生で課題研究に臨みます。今回は共通のテーマを提示しました。この後の課題研究の本番では、今年度はに限っては、オンラインでやりとりしながら、研究を進める計画です。

ありがとうございました。
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