和洋国府台女子中学校高等学校

教科

英語なぜ和洋英語科教員は様々な国出身なの?英語習得を目指す意義

2020.05.15

なぜ、英語を習得するのでしょうか。昨今は英語教育熱が盛んです。小学校でも英語教育が導入されていますが、改めて英語は何のために勉強するのでしょうか。その点について和洋国府台女子中学高等学校の考え方を英語科主任の丹羽先生にインタビューしてみました。

突然ですが、質問です。アメリカ、インド、カナダ、フィリピン、ロシア、日本、シンガポールこれは何を表していますか?
うーん、なんでしょうか。丹羽先生が好きな国ですか?
実は本校の英語科教員の出身国の一覧です。
随分いろいろな国から来ているのですね。まさにグローバル!英語の先生といえば、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人ばかりだと思っていました。
40代ぐらいの保護者の方が生徒だった頃はそうかもしれません。教科書に出てくるのもそういった人たちばかりでした。
確かに私が学んだ時の教科書の主人公はトムとナンシーでした。
30年くらい前は日本人の西洋文化に対する憧れの影響が英語の教科書にとても色濃く残っていました。英語を用いて海外の人と交流すると言ったとき、「海外の人」は西洋人を意味していたと思います。
思い返してみれば、教科書で扱われていたマーチンルーサーキングJr. や ローザパークスもアメリカ人です。「海外」にアジア、アフリカは含まれていなかった。
そうです。しかし、昨今のグローバル時代の状況を考えてみれば、英語を使うのはそれを母語としている国の人たちばかりではありません。世界中の人が共通言語として英語を話し始めています。
我々は英語の授業を通じて西洋文化を学ぶのではなく、日本以外の多くのことに目を向けて視野を広げることが大事だと思います。視野を広めるために英語学習が必要だと思います。
視野を広げるだけでいいんですか。
いいえ。そういったグローバルな人たちと出会う時に想定されている言語は英語ですが、彼らが興味を持っているのは日本のことです。きっと日本代表として日本のいろいろのことについて聞かれると思います。
ですから、グローバル社会で生きていくには日本文化の発信をする必要があると考えます。和洋で日本文化教育が重視されている理由のひとつですね。
和洋では、アメリカ、インド、カナダ、フィリピン、ロシア、日本など、様々な国出身の英語科教員がいます。世界各国とはいきませんが、かなり多くの国々の出身を持った先生方が集まっています。中学ではクラスを3分割して行われる週1時間の英会話、高校ではクラスを2分割して行われる週2時間の英語表現Ⅰ・Ⅱの授業があります。そういった授業だけでなく、日頃の学校生活において、様々な国出身の教員と接する機会があります。10代の多感な時期に色々な文化を吸収する大チャンスと言えるのではないでしょうか。
あれ冒頭ではシンガポールが含まれていたような?
1人シンガポールが大好きで、10年間在住していた教員がいたのでオマケです笑
多くの国や文化のことを知ることができるチャンスがありますね!すこしだけ、他の国に興味を持ってきました。次回は、各国の先生方にインタビューをしてみたいと思います!
よろしくおねがいします。

まとめ

  • 和洋国府台女子にはアメリカ、インド、カナダ、フィリピン、ロシア、日本と様々な国の英語科教員がいます
  • 身近に世界各国のことを学べるチャンスがある、それは視野を広げるきっかけになる
  • 日本文化を学び発信することが大事
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