和洋国府台女子中学校高等学校

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探究いよいよ和洋国府台女子高等学校で探究の授業がはじまります!

2020.04.29

2020年度から高等学校で新しくはじまる探究の授業。和洋国府台女子高等学校では、探究科という科を設立して、従来の教科の枠組みを超えて、学習計画表をつくりあげています。

対象は2020年度の高校1年生から全員です。和洋コースはいうまでもなく、特進コース、進学コースの全てのクラスが対象になります。大きな可能性を秘めている探究。どういう授業なのか?以前にも探究という授業内容についてご紹介しましたが、今回は新年度にあらためて、探究科主任の中澤先生にインタビューをしてみました。

探究スタート!?まだしていないんです(涙)

いよいよ、探究の授業がスタートしましたね!
はい!。。。と言いたいところですが、新型コロナウイルス 感染拡大防止に伴い、 本校は2020年4月現在休校です。スタートから出鼻を挫かれてしまいました。でも、今後授業内容に修正は伴うかもしれませんが、目標としているところに変わりはありません。少しでも授業の様子をイメージしてもらえたらと思います。

探究とは?リサーチメソッドとは?

よろしくお願いします、そもそも探究とはどのような授業なのでしょう?
自分で課題を見つけて、考えて、調べて、まとめて、説明するという生徒主体の授業 です。従来の知識提供をする授業に加えてこのような取り組みを行うことで、社会人になっても役に立つ力を身につけて欲しいと考えています。
とても壮大なことに聞こえます。
そうですね。確かに、いきなり自分で考えたり、調べたり、発表することは難しいです。ですから、高校1年生の最初は、論理的にまとめる方法、PCの使い方、アンケートの取り方など技術的なことを練習します。特に「質問作り」というプログラムは重要です。「調べ学習」と「探究学習」の違いは、まず 自分で疑問を持って、課題を見つけること。その方法を学びます。 「WIQ」(和洋探究プログラム)では、 これらの探究スキルをリサーチメソッドと呼んでいます。
段階を踏んでいけるんですね。
はい、そうです。そのような準備期間を経て、いよいよ課題を設定して調べていきます。
課題への取り組みは一人で行うのですか?心細いなぁ。
そんなことはありません。実社会のビジネスでも、チームを作ってプロジェクトに取り組むということがありますよね?同じように、生徒同士でチームを作ってプロジェクトに取り組んでいきます。
プロジェクトとしてはどのようなことを想定していますか。
実際の企業からミッションをもらって取り組む「クエストエデュケーション」というプロジェクトを用意しています。東証一部上場をしているような大企業の皆さんとコミュニケーションを取りながら、仲間と楽しく課題に取り組みます。
実体験を伴うことができるのは素晴らしいですね。高校生のうちから実社会を体験できるのは貴重な体験だと思います。

和洋女子大学との連携など、和洋国府台女子でこその探究授業

さらに、本校の探究授業では、発表の場として外部だけではなく、和洋女子大学の先生へ発表するという機会も設けられています。研究のプロフェッショナルといえる大学教授の先生からもコメントをいただけるのは和洋国府台女子高等学校独自といえるでしょう。 「大学を通じて社会とつながる」授業 ですね。
他にも特色はありますか?
はい。和洋で学習するにあたって 日本文化研究 というのはとても大事な着眼点です。 WIQでは10ほどあるゼミの中から、興味のあるものに参加してもらいます。例えば日舞のゼミでは、実演にとどまらず、体験から学んだことや文化背景などを自分の言葉でまとめていきます。
中澤先生のおっしゃっている、自分で課題を見つけて、考えて、調べて、まとめて、 説明するという活動はとても役立ちそうです。
はい。自分で発表することで理解も深まりますし、総合型選抜などの大学入試で役立つこともあると思います。しかし、それだけではありません。この不確実な社会の中で、どんな状況下でも凜として生きるために、生き抜くスキルをぜひ身につけてほしいと心から願っています。
今日はありがとうございました。こうしてビデオ会議で話をするのも新鮮でした。
はい、本当に。早く授業を始めたいです!

まとめ

  • 探究とは、自分で課題を見つけて、考えて、調べて、まとめて、説明するという生徒主体の授業
  • リサーチメソッドの学習で、探究するための準備として必要なことを学ぶ
  • 企業とコラボした課題解決型学習がある!
  • 和洋女子大学との連携や日本文化研究など特色のある探究授業
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