和洋国府台女子中学校高等学校

教科

数学数学が苦手?まずは計算問題をしっかり!

2019.09.05

和洋国府台女子の数学科では、基礎学力を用い、論理的に考えて、主体的に問題解決をしようとする力を養おうとしています。一見難しそうに聞こえるかもしれません。特に、数学は難しい、苦手と感じている生徒にとっては、目を背けたくなるかもしれません。しかし、実はとても単純なことを伝えています。つまり、

1. 基礎学力=主に計算力
2. 主体的=先生に頼らず、自分の力で
3. 問題解決をしようとする=応用力

です。

今回は基礎学力、つまり計算力についてのお話です。実は、基礎学力がしっかりとしていれば、本校の入試問題でも高得点(合格点)が期待できます。中学入試で利用された問題を例にあげてお話します。

基礎学力というのはどのような項目ですか?


本校の中学入試では基礎学力がしっかりとしていれば、高得点が期待できるように作られています。基礎がしっかりとしていなければ、冒頭で述べた「2.主体的に 3.問題解決しようとする」のはできません。よって、基礎力を非常に重要視しています。
次の項目は基礎として出題した項目とその正答率です。

計算・穴埋め 73.9%
時間の計算 72.5%
四捨五入 46.8%
道のり速さ時間 57.3%
割合 71.6%
比 84.5%
整数 59.1%
食塩水 53.9%
立体の表面積 36.1%
整数と分数 61.4%

四捨五入と立体の表面積が著しく不出来であることがわかります。

四捨五入


次の問題が四捨五入の理解として、出題された問題です。
問:少数第1位を四捨五入すると16mになる長さのはんいは、□m以上□m未満です。

□に入る値はわかりますか?四捨五入、小数第1位、以上、未満という用語をしっかりと理解していない答案が多いように感じられました。

(答えは15.5m以上16.5m未満です)

立体の表面積


次の問題が立体の表面積に関する出題です。

切り口となっている表面積を含むのを忘れている答案だけでなく、側面積(実は長方形面積)の求め方がわかっていなかった答案が多かったです。

(答えは105.36です)

基本問題にしっかり取り組もう


基本的な問題にしっかりと正解できれば、高得点(合格点)がとることができます。これは基礎力を非常に大事にしている和洋国府台女子数学科からのメッセージです。
問題解決力(応用力)は社会にでてからもとても大切な力です。しかし、基礎力なくしては、応用力を身につけることができません。学校で習うことはものの考え方の基本となることですので、しっかりと基本的なことを身につけてくださいね。

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