和洋国府台女子中学校高等学校

教科

芸術リコーダー上達への道 (4) 「合わせるもの」

2019.05.22

リコーダー上達への道「千絵とリコーダー」
【これまでのお話】
(1)「出会い」
(2)「2つの課題」
(3)「音を出す意味」

前回のレッスンの最後に「複数の楽器で演奏するときに大切なこと」を考える課題が出された千絵さん。
そして金曜日の放課後、音楽室を訪れます。

(トントン)失礼します。中1の堀です。リコーダーを教わりに、、、あれっ!?
フフッ!こんにちは!私、中3の村島です。中1の堀千絵さんね。久保先生から話は聞いているよ。私もリコーダーを教わっているの。
村島・・・先輩。・・・先輩もリコーダーを教わっているんですか!?
そう!私の他に、同じ中3の杉田さんも教わっているのよ。
そうなんですね!!
今日、先生は臨時の会議があり、レッスンができなくなったのよ。そこで、私に堀さんを教えるように言われたの。
えっ、今日は村島先輩がレッスンしてくれるんですか。よろしくお願いします!!
じゃあ、先生から出された課題「複数の楽器で演奏するときに大切なこと」は考えてきた?
はいっ・・・中庭でいろいろ考えてみました!
中庭って学校の!?
はいっ!緑が多くって落ち着いて集中できるんで、最近のお気に入りのスポットなんです!
フフッ!確かに落ち着くよね!・・・それで考えた結果は?
ひとつあげるとすると「息を合わせる」ですか。
それもそうね。じゃあ、息を合わせるって、どういうこと?
えーっと・・・、音を出すタイミングや、音の長さ・・・、音の強弱やテンポを合わせることですか。
そうそう。千絵ちゃんよく考えてきたね!・・・でも、まだ合わせるものがあるよ!
他に合わせるもの・・・なんだろう・・・?んん・・・わかりません。
まず合わせなければならないのは、楽器同士の音程なのよ。
楽器同士の音程・・・!そういえば以前、吹奏楽クラブの演奏を見に行った時、音を合わせていたかも。リコーダーでも合わせるんですか?
もちろん!楽器同士の音程があっていないと、リズムや音の長さがあっていても気持ちの悪い音楽になるのよ。チューニングって知ってる?
中2・・グー???
発音違うよ。あと最後は伸ばさない(笑)チューニング!楽器同士で音を合わせることを「チューニング」っていうのよ。今日はチューニングについてやっていこう!・・・えっと・・・私たちの使っている現在のリコーダーは、ジョイント部(つなぎめのことね!)があって、管を抜き差しできるようになっているの。
昔のリコーダーにはなかったんですか?
私も詳しくは知らないけど、昔はなかったそうよ。・・・それで、その管の抜き差しで音程を合わせることができるのよ。
管を外せることは知ってましたけど、管の掃除やコンパクトに片付けるためだと思っていました。そんな役割があるんですね。
だよね!私も前は知らなかったんだ。・・・で、リコーダーの管は上から頭部管、中部管、足部管に分かれていて・・・
その頭部管と中部管の間を抜き差しして音程を調整するのよ。ここね!
へー、そうなんですね。(管を思いっきり抜いて・・・)-♪。!あっ、本当だ!抜いて吹くと音が下がってる!
管を抜くと楽器全体が長くなり、音程が下がり、管を入れると楽器が短くなって音程が上がるの。じゃあ、ピアノの音にあわせてみましょう。ピアノで「ラ」の音を出すから、それに合わせてみて。-♪
(ピアノに比べちょっと音程が低いかな・・・少し管を入れてみよう)
今度は、少し高いかも。
(少しだけ抜いて)
(これくらいかな)
ちょうどよい音程!千絵ちゃんバッチグー!(笑)
(バッチグー???音楽専門の言葉なのかな??)
楽器同士で合わせをする前にはチューニングを忘れないようにね。じゃあ、合わせてみようか。私がピアノで伴奏を弾くから!~♪~
(村島先輩、ピアノ上手い!・・・音楽の流れを感じて・・・)~♪~♪
千絵ちゃん、最後のフレーズをもう少しゆっくりにした方が良いかも。タイミングをそろえるため、私のテンポをもう少し意識してね。
はい!(合わせはドキドキするけど・・・すごく楽しい!!)~♪~♪

~ 続く ~

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