和洋国府台女子中学校高等学校

教科

芸術リコーダー上達への道 (3) 「音をだす意味」

2019.05.15

リコーダー上達への道「千絵とリコーダー」
【これまでのお話】
(1)「出会い」
(2)「2つの課題」

金曜日の放課後に初めてのレッスンを受けていた千絵さん。音の出し方の基本を教わった後、メロディーを吹くと、久保先生に質問されます。
「堀さん、君は本当にメロディーを吹いている?」

堀さん、君は本当にメロディーを吹いている?
えっ・・・(どういうこと・・・)
では、もう一度「主は冷たい土の中に」を吹いてごらん。
今、リコーダーを吹いているとき、堀さんは何を意識した?
はい・・・さっき先生に教わった音の出し方と、音の高さや長さについて意識しました。
そう、そうだよね。だけれど、音を出すことだけに集中してしまうと、大切なことを見失ってしまうんだ。
大切なこと・・・?
曲を演奏するということは、ただ音を出すことではなく、音楽を奏でるということなんだ。
音楽を奏でる・・・。
音楽は流れていくんだ。その流れを感じ、流れの中での1つの音というとらえ方が大切なんだ。そうとらえないと、1音1音がバラバラでまとまりのない演奏になってしまうんだ。
!!・・・(確かにメロディーの流れを考えず、音をだすことだけしか意識しなかったかも)
例えば、朝のあいさつ「おはよう」は、一つの流れで言うよね。「お、は、よ、う」ってあいさつする?
(笑)「お、は、よ、う」とは言わないですね。
普段の会話では、言葉の流れを、まとまりごとに、自然に表現できているんだ。音楽も同じ様に、まとまりごとに自然な流れを意識すると良いんだよ。
まとまりごとに、自然な流れ・・・頭ではわかるんですが、どのようにしたらいいんだろう・・・
まぁ、歌うように演奏するとよいかも。
ピアノの先生にもよく言われます。「歌うように演奏しなさい」って。
「歌うように演奏する」には「音楽の流れを意識して演奏する」ことも含まれているんだよ。では、堀さんこの曲の出だしを実際に歌ってごらん。
~♪
いいね!歌では音楽の流れが表現できているね。では、今の歌のイメージのまま、音楽の流れを意識してリコーダーで吹いてみよう。
そうそう!いい感じ!この曲のメロディーは滑らかなので、リコーダーでもさらに滑らかに演奏してごらん。
~♪(そうか、音を出すのは音楽を奏でるため。音楽全体の流れを意識し表現することが大切なんだ!)
だいぶ慣れてきたね。今日はここまでにしておこう。次はピアノとあわせるから。
はい!
・・・さて、複数の楽器で演奏するときに大切なことがあります。それは何でしょうか。
複数の楽器で演奏するときに大切なこと・・・?
回答は一つじゃないよ。まず自分で考えてみる習慣があると、結果として深い学びにつながるから、来週までにいろいろ考えてみて。
わかりました!ありがとうございました!

~ 続く ~

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