和洋生×イキイキと生きる大人たち vol. 2 キャリア学習イベント
2021.03.10
イベント全体の生徒満足度93%!
9月のプレイベント後、キャリア学習企画を考えるメンバーを募ったところ、多くの生徒が集まりました。
常時活動するメンバーとサポートメンバーとに分かれ、JSBNのイベント担当の方のサポートを頂き、イベントに向け、企画がスタートしました。
和洋国府台×イキイキと生きる大人たちvol. 1 キャリアプロジェクト始動
企画~イベントメンバー頑張る編~
コロナ禍、自分の力を発揮する場が限られてしまった中、少しでも将来を考えるきっかけとなるものをとの思いで企画を始めました。最初は「和洋生に足りない所は何か」を中心にJSBNのイベント担当の方と共にボランティアメンバーでの話し合いを行いました。その後、具体的に行ったことの一部を紹介します。
- 1. アンケート調査を実施し、どのようなイベントが効果的か、集計結果をもとに考えました。
- 2. 結果をもとに企画案を立てました。
- 3. 企画案を先生達、そして、JSBNの方々に向け、発表するため、メンバーをチーム分けして作業を進めました(広報チーム、ネット環境の整備チーム、運営チーム)。
- 4. 企画案のプレゼンテーションをJSBNの方、先生達に向け、行いました。プレゼンは部門毎に実施しましたが、スライドを用意してmeet上のJSBNの方と共有したり、技術的にも難しいことができるようになりました。
- 5. 通った企画案の具体的内容をさらにつめていきました。
- 6. 広報チーム中心にイベントサポートメンバーにも情報を共有し、学年全体に向け、イベント内容を少しずつ伝達していきました。
- 7. イベント当日に向け、ミーティングを重ねました。
- 8. 当日を迎え、運営を実際に行いました。
- 9. 終わった後もアンケートをとり、終了後フィードバックミーティングを実施しました。
イベントタイトルは、「Hope for the future~今を変えなければ未来は変わらない~」。
企画運営に向け、チームが利用したGoogle Classroomで立てたスレッド(トピック)数はJSBN側の方からの質問や情報提供も含めると100近くなります。11月には週末のたびにミーティングを重ね、そのミーティングに向けて担当者がそれぞれ資料を準備してと、さまざまな種類の作業に取り組みました。もちろん先生達の手も多く借りましたが、生徒が中心となってキャリア学習プログラムをひとつ作り上げたという達成感を得ることができました。探究の授業で企画書の書き方やプレゼンテーション用のスライド作成は学んでいましたが、先生達と、JSBNの社会人の方々相手の発表、しかも、学年全体で取り組むイベントの企画の発表は、本当に緊張しました。実際のイベントそのものも大きな学びでしたが、そこに至る過程でたくさんの経験を積むことができる活動でした。ずっと伴走してくださったJSBNの担当の方に本当に感謝しています。
当日の様子~タイムラインに沿って振り返る編~
まず、オープニング。
このイベントの目的や当日の進め方について、ボランティアメンバーが語った後、JSBNの方からご挨拶をいただきました。そして、次に学年全体が21のグループに分かれ、21名のJSBNの方がそれぞれのグループでライフストーリーをお話しくださいました。語っていただいた過去の失敗や具体的な経験に、驚いたり笑ったり、感銘を受けたりしました。身近な方以外の大人の正直な声を聴く機会は本当に貴重だったようで、振り返りアンケートでも多くの感想が寄せられました。次の「深掘り」タイムでは将来について生徒それぞれが考えていることや計画、不安等をグループの中で共有しました。
JSBNの方からの質問で、普段考えてもなかったことを実は考えている自分に気づいたり、同級生の発言にはっとさせられたり、話したり聞いたりした内容すべてが忘れられないものになりました。
ちなみに、このグループは企画ボランティアメンバーが作ったくじで決められたもので、普段接することがない他クラスの生徒との出会いもまた新鮮だったとのこと。Google Meetでつながる画面の先のJSBNの方も、生徒の言葉をしっかりと待って、よく聴いてくださっていたところも印象的でした。キャリア学習は今後も様々な形で続いていきますが、大きな行事がない中、生徒が中心になって成功させたこのイベントは、この先の進路決定の際にも支えとなるはずです。
終わった後のアンケートでは多くの生徒が進路に向けて前向きな思いを抱くことができたことがわかりました。生徒達が自ら作ったキャリア学習プログラムは大成功に終わりました。
次のキャリア学習プログラムにも、この熱量で取り組めますように!