和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

変わる和洋、変わらない和洋、ポイントは生徒が考えること【髪型一本結び許可について】

2019.09.06

2019年2学期より一本結びを髪型として許可するように校則を変更しようとしています。

髪型の変化といえば、現役和洋生だけでなく、卒業生にとっても大きなニュースと感じられることでしょう。実は、この変更には「生徒主体による話しあい」という大きなポイントがありました。そのことについて、今日はご紹介します。

普遍的な教育理念「社会に貢献する自立した女性」


2022年度には創立125周年を迎える和洋学園には長い歴史と伝統があります。「社会に貢献する自立した女性」を育てるという教育理念は変わることなく、そして変えてはいけないもの。ただし、時代に即した変化が必要です。

今必要とされるのは自分で考える力を養うことです。グローバル化した社会に出て「凜として生きる」ためには、自らの考えをもち、違う考えの人々と話し合う力を養う必要があります。これは学校生活全体の中で取り組まなければ、なかなか習得できるものではありません。

「凜として生きる」にふさわしい髪型か?議論のはじまり


生徒総会であがった要望から始まり、改めて教職員間でも話し合いを重ねました。そして、「なぜ一本結びを要望しているのか、その理由などを明確にしてほしい。その理由などが納得できるなら、一本結び追加の方向を考える。」ということで話し合いが進みました。全生徒、全教員がこの問題を基に、学校のことをあらためて真剣に考え、それがとても良いものとなっていきました。

生徒たちの真剣な姿勢・態度・内容による要望を受けて、職員会議ではおおむね一本結びの追加を承認することになりました。「具体的にどんな一本結びなのか、凛として生きると述べている学校にふさわしい髪型かどうか」議論に議論を重ね、ようやく、この2学期から試行期間となります。

自分たちが主体となって考える重要性


この校則は生徒全員で考え、創った校則です。これを機会に自分たちで学校のことを考えて、そして学校をよくしようとして、結果、自分たちが主体となって変化を生み出したというのはとても大きなポイントです。たかが髪型の変化というなかれ、そこに秘めた主体性は大きな出来事ではないでしょうか。

変わる和洋、変わらない和洋


和洋国府台女子は6年前から始めた「凜として生きる」改革により変貌しています。この改革により、中学キャンパスが国分から国府台に移り、中高大連携の新たな学びが生まれました。また、この連携から高校に和洋コースが作られ、新しい挑戦を和洋国府台では推進しています。この基盤には、122年前の創立から「社会に貢献する自立した女性」の育成を連綿と受け継いでいる精神があります。

今後とも生徒・教員が一体となって、伝統を守りつつ、新たな和洋国府台をつくっていきます。

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