和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

第73回卒業式を挙行いたしました

2023.03.06

第73回卒業式を挙行いたしました。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、卒業生、保護者、教職員のみで行うことになりました。
例年通り、生徒は凜とした姿で式に参列し、厳粛な式を執り行うことができました。

学校長式辞



高校3年生の皆さん、卒業おめでとう!!
 保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
 振り返って思いますと、君たちは「初めて尽くし」でした。3年前はコロナウイルス感染拡大の中、4月5月と政府の要請で休校になりました。そして本校創立以来初めて入学式ができませんでした。数ヶ月後に感染が収まれば入学をお祝いするイベントをと考えましたが、今日まで感染拡大防止の対策が続くとは予想もしていませんでした。1年生2年生のときの行事はほぼ中止。こんなことは和洋国府台女子が創立して75年の中で初めてのことです。そのような中、学年の先生方の努力で修学旅行だけはかなり形を変えてでも実施できました。学校では見られない君たちの活き活きとした表情がとても印象に残ってます。そして高校3年では感染防止を前提にどうにか全ての行事を再開できました。体育大会の晴れ晴れとした君たちの笑顔を見て、私はとっても嬉しかった。そして学園祭も有志参加でしたが多くの3年生が参加して盛り上げてくれました。コロナ禍の中でも先頭に立って後輩達を引っ張ってくれました。後輩は君たちの背中を見ながら、一歩ずつ歩むことができたでしょう。ありがとう。
 そして探究という授業が今年度から全国の高校で実施されましたが、先行してこの学年から実施しました。本校では「探究科」と学校特設の教科にして、言語技術から企業へのプレゼンテーションやクエストカップ参加など、今まで君たちが習ったことの無い形の学習でした。この学びは社会に出ても役に立つスキルですから、同じような状況のときは和洋での学びを思い出して下さい。和洋学園にとっても初めての高校3年と大学4年を合わせた「高大7年生共育プログラム」である和洋コースを始めました。その第1期生がA組とB組です。高校と大学が接続したカリキュラムは、多分日本で初めてだと思います。この頃、東京の女子大付属ではこのプログラムを模範にしているところが出てきたそうです。
 さて和洋国府台女子の教育方針は「凜として生きる」女性を育てることです。「凜として生きる」ためには心に確かな思いが必要です。日本人のアイデンティティを育んだ日本文化の学習と、探究を始めとした学びを心の支えにして社会で活躍して下さい。人の役に立ちながら自分を活かし幸せになるために、「凜として生きる」女性になってください。
 時には心折れる時もあるでしょう。あるいは大きなことを達成して誰かに伝えたい時もあるでしょう。そういうときは是非君たちが10代後半に過ごしたこの和洋国府台女子高等学校に来て、縁ある先生と語らって下さい。私立の良いところは多くの教員がずっと居ることです。教員にとって教え子が社会に出て成長している姿を見ることは、とても嬉しい。私はそういう姿を沢山見せてくれたお陰で、今まで教員としてやってこられました。君たちにとって和洋国府台女子高等学校は第2のふるさとです。いつでも歓迎しますよ。
 それでは最後にもう一度、卒業おめでとう、お元気で。

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