和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

10月 朝礼が行われました

2021.10.11

10月 
各教室にて分散、リモート配信で朝礼と表彰を行いました

学校長の話 「読書のすすめ」

 お早うございます。衣替えの季節、何をやるにも良い季節になりました。10 月 18 日からは朝の読書が再開します。読書の秋でもあるので、大いに本を読みましょう。
 なぜ本校が読書にこだわるのか解りますか?
 読書は将来社会人になって、幸せになる力にもなるからです。読書で得られる力は、先ず「語彙力」と「読解力」と言われています。「語彙力」とは言葉をどれだけ多く知って使えるか、という力です。自分の気持ちや考えを伝えるのに、とても役に立ちます。友達とのおしゃべりやラインなどの SNS では何でも「凄く」で表現しても自分の気持ちが伝わるかもしれません。しかし社会に出て文章でのやり取りや会社での計画書・報告書では伝わりません。「強烈に」感動した。「とても」重い。「深く」あなたの気持ちを理解した。「身の毛がよだつ」ほど怖かった。など、状況や相手によって言葉を換えれば、自分の思いにできる限り近い表現ができます。そうすれば自分に共感し信頼できる人も増えるでしょう。そして「読解力」とは、文章を読んで、書いた人の気持ちや考えをできるだけ正確に理解することです。このためには先ほど言った「語彙力」があると「読解力」に役立ちます。また本を読みながら作者や主人公の気持ちを考えたりすることは、自分の周りの人が何を言いたいのだろうと考える力も付いてきます。「語彙力」も「読解力」も社会に出てからコミュニケーションに欠かせない力です。
 皆さんは教科書の書いてあることが大体解りますか?教科書の内容が解る人は、年相応に「読解力」があることになります。教科書が解らない人は、「読解力」が足りないことになります。「読解力」があるかないかの一つの基準として、教科書の内容が解るか解らないかで判断してみてください。もし教科書の内容が解らないという人は、今からでも間に合うので、先ずは興味のある本から読み始めて、少しずつ段々難しい本にチャレンジしてください。
 もう一つ、授業で勉強する知識はそれぞれの教科の勉強として覚えると思います。国語で勉強したら国語の知識。社会科で習えば社会科の知識。数学で学習したら数学の知識。たとえ同じ知識でも別々の知識として覚えてしまいます。実は世界のあらゆる事は全部繋がっています。理科で学ぼうが体育で学ぼうが家庭科・芸術・英語で学ぼうが、全てのことが全部の教科に繋がっています。この点で、読書は物事が他のことに繋がっていることに気が付かせてくれます。そうすると今までバラバラで覚えていた多くのことが繋がって、世界が立体的に見えてきます。
 今から 10 年後・20 年後・30 年後に豊かで幸せな生活ができるように、バリバリ読書をしましょう。 

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