和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

和洋コース、全教科探究型授業そして大学へ

2020.07.30

「和洋コース」とは?これは高大7年制「共育」を前提とした全く新しい全科目探究型の授業展開をするコースです。

令和2年度に誕生した「和洋コース」は、高校と大学が協力して、一人一人の生徒を大切に育てていこうと思いでつくられました。和洋女子大学とのつながりが深く、「高校生のうちから大学で行われる専門的な授業を受けてみたい!」という方におすすめのコースです。

「和洋コース」の2大特長
1.全教科探究型授業
2.高校生のうちから、大学の単位がとれる

という点です。全教科探究型という斬新な授業形態と大学単位認定という新しい仕組みを取り入れています。

自ら課題を考える探究型授業
和洋コースでは、基本的に希望すれば和洋女子大学に入学できます。だから、受験に必要な知識中心ではなく、思考力を鍛えることに時間を使えます。(もちろん、基礎学力は必要です!)

「探究型」の授業では、先生が一方的に教えるのではなく、生徒自身で課題を設定し、調べ、友達と話し合うことで、課題を解決していく授業です。「考えること」「人の意見を聞くこと」「伝えること」が好きな人にとっては、ワクワクするような知的冒険が待っています。

高校在学時に大学授業を履修
さらに、高校生のうちから、和洋女子大学の講義を受けることができます。2年生の時から受講できますが、特に3年生の時には、週4日~5日、午後に大学に行って講義に参加します。(最大24単位)

この制度のすばらしい点は、すでに単位を履修している分、和洋女子大学に入学をしたら最長半年間ほど自由な時間ができること!この時間を使って、留学に行ったり、社会貢献活動(ボランティア)を行うことができます。特にインターンシップ(職業体験)に長く参加できることは、就職活動にとても有利です。この半年間は、社会とつながりや自分のキャリアを考える、宝物のような時間になるでしょう。

どのような生徒を求めるか
和洋コースに入学してくる生徒には2つのタイプがあります。一つは、中学校までの暗記中心のテストでは点数がめざましいものではなかったかもしれないが、探究型の授業で、クラスメートと意見を交わすことで、自分の可能性を広げようとしている生徒。
まさに、このコースがピッタリの生徒です。

もう一つは、和洋女子大学への進学を強く希望する生徒です。

どちらのタイプの生徒にとっても、全教科探究型授業は新しく、答えをすぐ求めてしまう生徒もいます。実際に、数学の授業では答えを教えてほしいという要望が上がることも。最初のうちは、答えがないことに不安を抱えてストレスを持ってしまいます。ただ、答えをすぐに確認して、答えを覚えていく、そのような姿勢で本当に良いのでしょうか。

なぜ?どうして?という気持ちをもって、言い換えると探究心をもって授業にのぞみ、そのストレスに打ち勝って欲しいのです。その打ち勝つ力は、この未曾有の時代で必要な力ではないでしょうか。

進路は?
希望すれば、原則的に和洋女子大学に進学が可能です。(ただし、健康栄養学科、こども発達学科、看護学科は、国家試験合格を求めるため、進学資格審査があります。)

もちろん、高校入学後に勉強したい学問分野が変わったりした場合、他大学への入試に挑戦するのも自由です。「和洋コース」によって、みなさんの人生にレールを敷くつもりはありません。むしろ、探究型学習を通して、一人一人の個性や資質に合った進路を実現してほしいと願っています。

なぜ、今「和洋コース」が必要か
みなさんの出ていく社会は、どんな社会なのでしょう?ちょっと難しいですね。みなさんのお父さん、お母さんの学生の頃は、「いい大学を出て、いい会社に入って、一生ずっとそこで勤める」といった人生を目指す人が多かったんです。(でも「いい」って、何だろう?)

でも、今は1年、2年といった短いスパンで、世の中は急激に変化していきます。さらに今回の新型コロナウイルスの影響で確実に社会の変容は加速していくでしょう。AIが発達したり、海外から企業や人材がたくさんやってきたりして、今までの常識では対応できないことがたくさんでてきます。活躍の場を求めて、職場や環境を変える人も多くでてくると考えられます。そんな時代、自分でアイデアを生み出し、多くの人と協働し、新しい価値を創り出す人が求められているのです。

学生時代からたくさんの経験をし、考え、発信する姿勢を持った人は、不確実な社会の中でも、自分の足で凜と立つことができます。「和洋コース」は、受験から学びを解放し、本当に必要な思考力をつけるための、革新的なコースです。もしあなたが、早くから大学の専門性に触れ、深く考える体験をしたいと望むなら、ぜひ「和洋コース」の扉を叩き、自分の可能性を広げてください。

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