和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

創立理念と修学旅行

2019.11.08

校歌に込められた創立理念


自立した女性を育てる。本校の創立以来変わらない理念です。
女性を取りまく環境は時代によって変わりますが、時代を経ても変わらない精神が校歌の4番で謳われています。

日本女性の美徳得て
四海の民衆(ひと)と睦びなむ

この校歌は、70年以上前に当時の校長であった稗方先生が作詞されました。
「日本女性の美徳を身につけた上で、世界の人々と親しくしよう」という意味です。

日本女性の美徳を身につけるためには、伝統的な日本文化や歴史に対して知識をもつにとどまらず、実体験として五感で感じ学ぶことが重要です。

創立理念と修学旅行の関連性は?


本校の修学旅行でもそれが土台になっており、歴史・文化の実体験、そして主体性を育む班別研修で構成されています。中学校では奈良・京都の古都散策、高校では長崎での平和学習がその中心となっています。

中学校の修学旅行は、奈良では国宝の法隆寺や東大寺等を、京都では、金閣寺や清水寺等の見学で、文化・歴史に直に触れます。それらの歴史を事前に学習することで、より深い学びにつなげています。

京都市内での班別行動では、自分たちで調べ、見学計画をたて、班別行動することで、主体的に行動する力を育てます。自分たちで考えていくことが自主性を育み、自立へとつながっていくと考えています。

高校の修学旅行では、長崎で班別研修を行います。テーマである「平和学習」を軸に計画をたて、戦争の歴史・史跡に触れ感じることを大切にしています。戦争の背景を知ることで、人間のあり方を考え、それが多様な人々(四海の民衆)との対話や関係を築くことにつながっていくと考えるためです。

班別研修では計画通りにいかない班も多くあります。しかし、人生は計画通りにいかないものです。自分たちで考えてルートを決定し、うまくいかない時は班員で協力しながら対策を考え最適解を探る。これこそが実社会に出てから活かされる「生きる力」となってゆくのです。

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