和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

卒業生が語る!和洋国府台女子での高校生活

2019.09.25

和洋国府台女子の学校生活はどのようなものなのでしょうか?入学してみないとわからない?それはそうですが、少しでも学校生活がイメージできればと思い、今回は特進コースの卒業生に高校生活についてを話してもらいました。(8月のオープンスクールで実際にスピーチした原稿をもとにしています)

なぜ特進コース?


これから私の高校生活について話すので、参考にしていただけたら嬉しいです。まず中学から高校に進学する時に考えていたことをお話しします。

私は中学3年生くらいから大学受験を意識していたので、高校に進学するときに受験をサポートしてもらえる環境を選びたいと考えていました。私は併設の中学出身で高校受験をしていない上に、中学も推薦で入学したため受験勉強をしたことがありませんでした。このままでは、就職で不利になるのではないか、苦労する経験をしておかないといけないのではないかと不安に思い、一般入試で大学に入学しようと決め、特進コースの進学を決断しました。

勉強と部活の両立を目指して


次に、実際に高校に入学して感じたことや高校生活についてお話しします。中学生の時は、勉強優先の高校生活にしようと思っていましたが、結果的に私は勉強と部活の両方に力を入れて高校生活を送ることになりました。

高校に入学する前、活動日の多い部活には入らないと考えていました。しかし、特進コースにおいても、自分の好きなことに打ち込んでいる人が多く、私も好きなことをやりたいと思うようになりました。そして、中学生の時に所属していた吹奏楽部に高校でも入ることにしました。勉強と部活どちらも頑張ろうと決意し、吹奏楽部に入部しました。

部活では、部員同士で考えの違いから衝突したこともあり、楽しいことばかりではありませんでした。それでも、同じ目標に向けて皆で練習し、一つの音楽を奏でるのは素晴らしい時間でした。部活をやることで、目標に向かって頑張ること、効率的な時間の使い方を学べて、受験にも役に立ちました。今では、吹奏楽部に入部して本当に良かったと思っています。

しかし、高校1年生のころは勉強と部活を両立させられるか不安でした。中学の時よりも勉強の難易度が上がって勉強と部活の両立がすごく大変でした。中学生のときは、定期テストでは暗記で何とかなってしまう部分が多かったのですが、高校の勉強はそうはいかないと感じました。

高校では、自分で考えることが多かったり、地歴・公民の科目も覚える量が多く、工夫して学習しなければなりません。

高校1年生の3学期ごろになってようやく自分に合った勉強方法を確立することができ、少しずつですが部活との両立ができるようになってきました。そして、受験勉強を本格的に始めた高校2年生の10月ごろ以降も高校3年生の7月の引退まで部活を続けることができました。

計画を立てる重要性


こうして上手くやりくりできるようになったのは、計画を立てて振り返りをすることの大切さを学校で教えてもらったからだと思います。

入学時に手帳が配られ、私のクラスでは記入して提出するように言われました。初めはなぜこんな面倒くさいことをするのか分かりませんでした。ですが、高校生活を送っているうちに時間を有効に使って部活と勉強を両立させるためには計画を立て、振り返ることが必要だということ感じました。このように計画を立てる習慣がついたので受験の時に役立ちました。

また、進路指導に関しても充実していると感じました。私の学年では、高校1年生の早い段階から進路について考える機会が与えられました。学年での集会やホームルームの時間に将来やりたいことやそのための進学先を考えました。

高校1年生のころとはやりたいことが変わり、志望校も変わりましたが、進路を考えることで可能性を広げるためにも勉強を頑張らないといけないという意識が芽生えました。高校1年生の夏休みには大学のオープンキャンパスに行くという宿題が出ました。そのおかげで早い段階に大学生活がどういうものか知ることができ、受験へのモチベーションが高まり真剣に志望校を考えるきっかけになりました。

学校行事:オーストラリア語学研修



ここまで部活や勉強といった日常のことを中心に話しましたが、行事についても話したいと思います。

まずは、オーストラリアでの語学研修と学園祭について。オーストラリアでの語学研修は高校2年生の夏休みに行きました。

希望制でしたが、私は自分の英語力でどれくらい現地の人たちと会話できるのか試したくて、語学研修に参加してみようと思いました。初めてのホームステイで英語しか使えない状況で最初は緊張し、英語を話すことに慣れていなかったため、なかなか上手にコミュニケーションが取れず苦戦しました。

1週間くらい経って、少しではありましたが英語で会話することにも慣れてきました。付き添いの先生方も不安なことがあったときはすぐに相談に乗って下さったので安心して過ごせました。英語で自分の考えを伝えたり相手の考えを聞いたりできた嬉しさから、英語を話すことへの抵抗がなくなりました。

今、バイト先に外国人の方が来て英語で対応することがありますが、それができるのも語学研修のおかげだと思います。

学校行事:学園祭



学園祭については、高校2年生の時と高校3年生の時のことをお話しします。

高校2年生では、東京証券取引所が行っている起業体験プログラムに参加しました。実際の会社と同様の活動をします。

準備や会計など大変でしたが、クラスの人たちと協力して達成しました。卒業してからも思い出話になるような良い体験で、起業という貴重な経験ができて面白かったです。

さらに、和洋では高校3年生も学園祭に参加します。他の私立の高校に通っていた友人に話を聞くと、3年生は学園祭に参加しないところが多いようです。確かに高校3年生になると受験を優先すべきだと思われますが、受験勉強とメリハリをつけられれば良い息抜きになり、準備や後片付けも含めて楽しい時間でした。高校では普段の生活や行事を通して成長し、思い出がたくさんできました。

大学生になった今、当時を振り返ると?


次に、大学生になって思ったこと、感じたことをお話しします。

大学では、地方から来た人、自分とは違う価値観を持った人たちと関わることができて、刺激が多く高校とは違う楽しさがあります。和洋にいたころとは違い、本当に自由で行動範囲も広くなります。ですから、楽しさの反面、何をするか自分自身で考える必要があり、高校を卒業するまでに自分で自分をコントロールできる力を身につけておかないといけないということを痛感しました。

実際に授業をサボって単位が取れなくなった人を見てそう感じました。また、自分で計画を立て行動できないとテストの勉強や資格取得のための勉強をやらなくなってしまいます。

大学への入学はゴールではなく、将来の夢に向けての一歩だと思うので、大学で何をしたら自分の将来の夢を叶えられるか考えながら行動するようにしています。



今、私は明治大学という共学の大学に通っていますが、和洋には女子校ならではの男子の目を気にしないのびのびとした雰囲気があるということを感じました。ただ、今でも男子と話すことに戸惑いを感じたりすることもあります。

和洋で良かった



最後に和洋で得たことや良かったことをお話しします。

先程お話しした計画を立て行動することを合わせて自分を律することができるようになり、セルフマネジメント能力を得ることができました。

また、和洋で良い先生や友人に出会うことができました。生徒思いの先生や気の合う友人、本音で語り合える友人に恵まれました。卒業してからも会いたくなる先生、友人ばかりで未だに和洋での高校生活が恋しくなってしまいます。


以上で私の高校生活についての話を終わりにします。受験生の皆さん、自分が理想とする高校生活を送るためにも、悔いの残らないよう受験勉強を頑張って下さい。皆さんに素敵な春が訪れることを願っています。

*写真はオーストラリア、ブリスベンの街並みを眺めながら

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