和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

放課後Science Team『花のしくみとレインボーフラワーつくり』運営の先生へインタビュー!

2018.10.06

和洋国府台女子では『放課後Science Team(サイエンスチーム)』と題して、小学生を対象に理科教育の講座を行なっています。
先日、ちょうど第9回の放課後Science Teamが行われました。その講座を振り返りながら、どのような想いで講座運営をしているのか、を担当している屋形先生にインタビューしました!

インタビュー



司会:放課後サイエンスチーム、今日も大盛況でしたね。

屋形:今日も満席で20名以上の小学生とその保護者に参加していただき、本当に嬉しく思っています。

司会:放課後サイエンスチームは何を目的として行われているのですか。

屋形:理科は楽しいことを知ってもらいたいというのがあります。年に10回ほどの理科実験講座を設けています。

司会:やはり、実験をすると理解度が深まるのでしょうか。

屋形:はい、人の理解に関しては大変興味深い実験があります。

司会:どのような?

屋形:人が物事を覚えるとき、話を聞くと10%程度にとどまりますが、体験をすると80%くらいの記憶が残ります。

司会:80%ですか!

屋形:教科書をみているだけ、先生の話を聞いているだけでは理科はつまらなくなってしまいます。やはり実体験を伴って考えることが大事だと考えています。

司会:実体験が大事なんですね。

屋形:はい、実際のところ放課後サイエンスチームだけでなく、日頃の授業においても理科では実験を非常に重視しています。

司会:スルメイカの解剖などですか。

屋形:もちろんスルメイカの解剖は定番ですね(笑)それ以外にもたくさんの実験があります。

司会:具体的にはどのような実験があるのですか。

屋形:アンモニアの発生と噴水、電気回路の制作、微生物によるデンプンの分解などの実験があります。それ以外にも『豚の心臓観察』などの実験もあり、生徒は最初は怖がりながらも、結果的に生命の構造について学ぶことになります。

司会:ずいぶんたくさんの実験が行われているんですね。どのくらいの実験を行うのですか。

屋形:中学校3年間で100回近い実験、長期休暇や試験中を除けば、だいたい毎週何らかの実験を行なっているといってよいでしょう。

司会:毎週ですか!それは凄い数ですね。実験で大事にしていることは何でしょうか。

屋形:安全面の配慮は言うまでもありませんが、教育面では仮説を考え、そして結果を報告書としてまとめています。

司会:それだけしっかりと実験に取り組むと理解が深まりそうですね。

屋形:繰り返しになりますが、実体験を伴うことが大事です。今日の放課後サイエンスチームでも、『花のしくみとレインボーフラワーつくり』と題して、植物に関する実験を行いましたが、この実験を通して、植物のしくみに触れると、進化の過程が理由づけられていることを体験できたと思っています。単なる座学ではなくて、体験学習なので参加していただいた児童の方には、理科の興味が増していると嬉しいです。

司会:女子校なので、参加できるのは女子だけですか。

屋形:そんなことはありません。広報活動として行なっているだけでなく、広く理科に関心を深めてほしいという想いで行っているので、男子児童でも参加できる会があります。

司会:インタビュー協力、ありがとうございました。

受験生の皆さんへ


和洋国府台女子中学校の放課後Science Teamは年に10回行っています。次回(最終回)は10月21日(日)に本校でなく、イオンタウンユーカリが丘で行います。

10月20日(土)の中学校説明会では、本校の理科教育について詳細をお話ししますので、ぜひお越しください。こちらは予約の必要はございません。

Page Top