1年生　礼法の時間

　梅雨空の中、春望亭では１年生の礼法の授業が行われていました。本日はお茶のいただき方を学びました。おもてなしをする側とおもてなしをされる側と2つのグループにわかれて活動をしました。

　本日のお菓子は、紫陽花をイメージしたきんとんでした。紫の花にしずくが１つ乗っていて、とても季節を感じられるものでした。きんとんは、とても崩れやすいのですが、生徒たちは菓子きりを使って上手にいただいていました。
「お茶は心をこめて点てれば味が変わる。」と先生が話していました。
　それを聞いた生徒たちは、丁寧にお茶を点てていました。いただく方もお友達が点ててくれたお茶の温度や味をしっかり感じながら飲んでいました。お菓子のいただき方、お茶を点て方、お茶を差し上げる方を学び、きめ細やかな心遣い感じることができました。

　お茶をいただき終わると、先生は部屋に生けられている花に目を向けるように伝えました。部屋の中には宗全籠（そうぜんかご）と鉈籠（なたかご）があり、宗全籠には、半夏生、野菊、木槿、蛍袋、突抜忍冬が生けられ、鉈籠には虎の尾、額紫陽花が生けられていました。普段あまり聞くことのない名前の花を学ぶと同時に、季節を感じることができました。