お知らせ

2025.02.26

73回生二十歳の同期会

同窓会は「学校と同窓生」「同窓生と同窓生」のつながりのサポートを担っています。
今回、その一環として73回生の二十歳の同期会をサポートしました。二十歳の同期会は、同窓会として二十歳となった同窓生を祝いたいという気持ちから始まったもので、13年続く催しになります。
73回生の幹事をはじめ、多くの皆様のご協力のおかげで二十歳の同期会を無事に開催できました。



高校を卒業して2年ですが、同窓生にとっては大きな変化と成長の期間であったようです。

会場では、ご退職された先生との再会や、同窓生との再会に喜ぶ声が響いていました。
先生方は、同窓生が華やかで綺麗に成長していることに驚きつつ、その成長や変化を嬉しく感じているようでした。
「同窓生の顔を見て、今の生活がとても楽しく充実しているように感じて嬉しい!」とのお言葉もありました。


乾杯後の会食では、同窓生はしばらくの空白を埋めるかのように会話に花を咲かせていました。そして幹事さんによる企画「チームに分かれての和洋クイズ」や「ビンゴ」、「懐かしの動画」では大きな盛り上がりを見せていました。
幹事さんの企画力と運営力が十分に発揮され、参加された先生方、同窓生は皆、とても楽しく充実した時間を過ごしたようでした。


短い時間でしたが73回生の明るさと温かさ、そして絆を感じることができました。
学年主任であった中川先生のお祝いの言葉にあった「今いる場所を大事にして、これからも頑張ってもらいたい」を胸に、今後の人生も一歩一歩豊かに歩んでいくことでしょう。

同窓会一同、73回生の今後の更なるご活躍をお祈り申し上げます。



■学年主任 中川朋子先生より

 第73回生20歳の同期会が開催されたこと、まことにおめでとうございます。開催にご尽力いただいた同窓会の皆様、幹事の皆さん、本当にありがとうございました。
 緊急事態宣言により入学式も挙行されず、画面越しに担任の先生とコミュニケーションをとる日々。その後も、いわゆる「普通」ではない日常を、感染対策に翻弄されながら、真面目に力強く生き抜きました。新しい日常の中で、必要に迫られ急速に発達したICTを活用した授業やコミュニケーションにいち早く対応した様子は、とても頼もしく、自ら学び進める姿に、教員側の姿勢を考えるきっかけともなりました。何よりこれを体現していたのが和洋コースと探究授業。先輩のいない中、確かなものを積み上げてくれました。
 この会で皆さんの生き生きとした素敵な様子を見て、「普通」の高校生活ではなかったと言われるけれど、それは大人の考える「普通」であって、みなさんにはこの、現実とICTをうまく組み合わせたハイブリッド型の高校生活が日常であり、「普通」だったのだと改めて感じました。こうやって「普通」が変わることで世の中は進化していくのですよね。
 和洋においては、皆さんからはじまった探究の授業、和洋コース、ICT関連の仕組みは、今、後輩にしっかりとつながり、また少しずつ進化しています。皆さん自身も、仲間とのつながり、人生の先輩後輩とのつながり、そして何より自身のこれまでとこれからをしっかりとツナグことを意識して、さらに豊かな毎日を送ることを願っています。


■動画・画像
会の動画を「同窓会への連絡」ページで追加掲載しています。
※「同窓会への連絡」ページはパスワードが必要です
 パスワードは問合せフォームからお問い合わせください(和洋国府台女子高等学校同窓会会員に限る)

73回生幹事にインタビュー

73回生代表幹事 嶋村さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.二十歳になった今、「大人」として見られることが多くなりましたが、自分の心はまだまだ未熟な部分が多いと感じています。期待される責任の重さや選択の自由さに嬉しさと戸惑いを覚える日々です。そんな中で思うのは、何があっても「自分の軸」をしっかり持つことが大切だということです。二十歳という年齢は確かに大人への第一歩であり、人生の一つの区切りとも言えるかもしれません。しかし、私はこの年齢をゴールや完成形と捉えるのではなく、むしろここからが本当のスタートであり、これからさらに成長し続けていきたいと強く思っています。
そして何より、これまでの自分の人生を振り返ったとき、家族や友人の支えがいかに大きなものだったかを改めて感じています。家族・友人がいてくれたからこそ、今の私があり、これからの私があるのだと心から思います。これからは、自分が周囲に恩返しをし、感謝の気持ちを形にしていきたいです。優しさや笑顔を忘れず、誰かの力になれるような存在でありたい。そして、未来に向けて自分自身を誇れるよう、一歩ずつ歩んでいきたいと思っています。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.あったようで、根本的な部分では変わっていないのかもしれません。
高校では吹奏楽部で副部長を務め、全体の活動を円滑に進めるために後輩や同期をサポートする役割を担っていました。振り返ってみると高校時代から様々な場面で先頭に立つことが多かったように思います。
そして、それは大学に入学してからも変わらず、気づけばリーダーの立場を任されることが多くありました。現在は部員60人を超えるオーケストラ部で部長を務めていますが、高校時代と比べて組織や人との向き合い方が少し変わったと感じています。高校時代は、自分が先頭に立って引っ張る意識が強かったのに対し、大学では「全員で一つの目標に向かうための環境づくり」を意識するようになりました。メンバー一人ひとりの意見や得意分野を活かし、全体が主体的に動ける組織を作ることが、自分に求められていると感じています。リーダーを務めるたびに学ぶことも多く、時には責任の重さに悩むこともありますが、そうした環境に恵まれてきたことに心から感謝しています。これからも周囲との信頼関係を大切にしながら、みんなで目標を達成していけるようなリーダーでありたいと思います。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.もちろん変化はありました。大学に入学してからは、学部や授業で出会った友人、サークルや部活動で知り合った友人、アルバイト先での友人など、多くの新しい出会いがありました。それぞれ違う環境や背景を持った友人たちと話すことで、新しい価値観や考え方に触れることができ、とても刺激的です。
ただ、やはり高校時代の友人は特別な存在です。一緒に過ごした時間が長い分、気心が知れていて、何でも安心して話せます。楽しいことだけでなく、悩みや不安も共有できる仲間なので、いまだに定期的に連絡を取り合ったり、集まったりしています。
新しい友人とのつながりももちろん大切ですが、やっぱり高校時代からの友人たちは、私にとって一生付き合っていきたい存在だと改めて感じます。これからも新しい出会いを楽しみながら、昔からの友情も大事にしていきたいと思っています。

Q.和洋での印象深い出来事はなんですか?
A.和洋での印象深い出来事は、吹奏楽部で過ごした6年間です。吹奏楽部は私にとっての青春であり、人生で一番真剣に向き合い、熱くなれた場所でした。その中でも、特に印象深いのは高校3年生の夏、最後のコンクールに向けての出来事です。
私たちは部員全員で一丸となり、集大成となるコンクールに向けて練習に励んでいました。しかし、本番直前になって部内でコロナのクラスターが発覚し、出場を辞退せざるを得ない状況になりました。ステージで自分たちの音楽を披露したかった、みんなで最後の舞台に立ちたかった、悔しさや悲しさで心が混乱していたことを覚えています。それでも、今振り返るとこの経験があったからこそ、不完全燃焼の気持ちをバネにして楽器を続け、大学でも音楽を通じて素晴らしい仲間に出会うことができたと思っています。高校3年生の夏、ひとつの目標に向けてみんなで全力で突き進んだ日々は、私にとって一生忘れることのできない大切な思い出です。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.礼儀です。和洋は、人としての在り方や生き方を教えてくれる場所だったと感じています。それは、礼法の授業があったからというだけではなく、学校全体で礼儀や人との接し方を重視していた雰囲気があったからです。
まだ社会には出ていませんが、大学生になってから様々なコミュニティに参加する中で、和洋で学んだ礼儀の重要性を改めて実感しています。一見、些細なことのように思えるかもしれませんが、挨拶や立ち振る舞いといった基本的な礼儀作法が、どれだけ人との信頼関係を築くうえで大切なのかを感じています。
和洋で「人間の根幹」にあたる部分をしっかりと指導していただけたことは、これから社会に出る中で必ず大きな武器になると確信しています。そして、それを教えてくれた和洋に心から感謝しています。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.まだ明確には決まっていませんが、現段階では広告業界に興味があります。私は人と関わることや、何かを企画して発信することが好きで、これまでの経験からも、自分が誰かに影響を与えたり、価値を届けたりすることに大きなやりがいを感じてきました。広告業界は「人と商品、サービスを結びつける」役割を担い、人々の生活を豊かにする一助となれる仕事だと感じています。そういった場で、自分の得意な「伝える力」や「企画力」を活かし、社会に貢献できる存在になりたいと思っています。
この春から3年生になり、本格的に就職活動を考え始める時期に入ります。将来についての選択に悩むこともあるかもしれませんが、自分の経験や興味、そして価値観をしっかりと見つめ直しながら、自分が納得できる道を選び進んでいきたいと考えています。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.先日は73回生二十歳の会にご参加いただき、ありがとうございました。準備不足な点や至らない部分もあったかと思いますが、先生方や同窓会の皆様、そして参加してくれた同窓生の皆さんのおかげで、無事にこの会を開催することができました。本当にありがとうございました。
この会を通じて、和洋で培った絆や人とのつながりの大切さを改めて実感しました。中高時代に築いた絆が、こうして二十歳という節目に再び結びつくことができたことを、とても幸せに思います。
これからそれぞれが異なる道を進むことになりますが、またこうして集まり、互いの成長を報告し合える日を楽しみにしています。ありがとうございました。


73回生代表幹事 中村さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.20歳になると色々変わることも出てくるとは思っていましたがこれといって大きな変化はなかったので中学高校で想像してた20歳とは違うなと思いました。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.勉強に対する姿勢が変わりました。また、お小遣いに咥えてバイトをするようになったため、自由なお金が増えてやりたいことを存分に出来るようになり、高校の時よりもやりたいことをできていると思います。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.大学で新しい出会いはありましたが、ちいさい頃からや中学高校で出会った友だちともよく遊ぶようになりました。変化は特にないです。

Q.和洋での印象深い出来事は何ですか?
A.高校生の時コロナでずっと出来ていなかった学園祭が高校三年生でできたことです。クラスTシャツをつくったり、高校生しか出来ないことをたくさん詰め込んで楽しい思い出になりました。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.茶道や礼法です。他の学校ではやらないことを中学から教えてもらえてとても勉強になりましたし、役に立つ場面がかなり増えたので最近は特に学べてよかったと思っています。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.今は看護学部に通っていますが、正直看護師になるかといったらピンときているわけでは無いためこれから実習を経験しながら将来について考えていきたいと思います。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.今回幹事という重要な役割を経験して、大変なことをたくさんありましたが、何より楽しかったです!たくさん手助けしていただきありがとうございました。素晴らしい会だったと言っていただけてとても嬉しかったです!


インタビューありがとうございました!

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