お知らせ

2023.02.23

69回生二十歳の同期会

同窓会は「学校と同窓生」「同窓生と同窓生」のつながりのサポートを担っています。
今回、その一環として69回生の二十歳の同期会をサポートしました。

二十歳の同期会は、同窓会として二十歳となった同窓生を祝いたいという気持ちから始まったもので、10年以上続く催しになります。

コロナの影響で、2年遅れの同期会となった69回生。多くの皆様のご協力のおかげで無事に開催できることになりました。69回生はこの日の再会を楽しみにしていたことでしょう。その気持ちにも増して、先生方も4年ぶりの69回生との再会を楽しみにしていたことでしょう。

会場では、受付の段階で既に多くの喜びの声に溢れていました。会はスムーズに進行し、また幹事の企画であるオンリーワンゲームや中高時代のスライドショーでは、大きな歓声があがり、会場全体が温かな気持ちに包まれていました。
会を通して、幹事メンバーのチームワークの良さが輝いていました。

4月から社会人となる69回生も多いようです。不安もあると思いますが、持ち前の明るさと前向きな姿勢で、多くのことを乗り越えていくことでしょう。

同窓会一同、69回生の今後の更なる活躍をお祈り申し上げます。


■学年主任 中川朋子先生

第69回生20歳の同期会が開催されたこと、まことにおめでとうございます。開催に尽力してくださった同窓会の皆様、幹事のみなさん、ありがとうございました。
コロナ禍にあって、22歳の同期会となりましたが、社会に出る直前であったり、専門性を活かしてすでに社会で活躍する人もいる中での実施だったからでしょうか、とても落ち着いた雰囲気の中、互いに成人として話をすることのできる充実した会でした。

今回、国家試験を控えていたり、都合により参加できなかった皆さんも含めて、高校卒業後2年目からコロナ2019による影響を受け、講義や必要な知識技能の修得がほぼオンライン実施というハードルの高い毎日を過ごした皆さんを少々心配していました。
しかし、この会により実際に姿を見、様子を知ることが出来たおかげで、紆余曲折はあれど、とても前向きに頑張って過ごした、活き活きとした4年間であったことがわかり、とても嬉しく感じました。
「私たちは1年目実際に通学できた期間があったので後輩よりは恵まれている」「オンラインだからこそ通学に時間をかけずにじっくり考察する時間があった」「進学先では本当にやりたいことを語れる仲間と過ごせた」「就職活動は正直、情報も少なくて難しかったけど、自分の適性や理想が見えた」「何より和洋の同期生と過ごした時間や関係が宝物。だから頑張れる」 
 
卒業後の様子とともに、今後どのように自己実現しようと考えているか共有できたことは、これからの皆さんの大きな力になることでしょう。社会で活躍していく中で、今後さらにセルフマネジメントを求められます。和洋の卒業生であるというプライドを胸に、着実に積み上げ進んできた自分の道を、さらに豊かなものにしてほしいと願います。


■動画・画像
会の動画を、「同窓会への連絡」ページで追加掲載しています。
※「同窓会への連絡」ページはパスワードが必要です
 パスワードは問合せフォームからお問い合わせください(和洋国府台女子高等学校同窓会会員に限る)

69回生幹事にインタビュー

東洋大学文学部・国際文化コミュニケーション学科 玉井さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.20歳になったのは2年前のことなのであんまり覚えていませんが、何をするにしても自分の責任になるんだという実感と大人への仲間入りをしたことへの喜びがあったと思います。
家族や友達、お世話になった先生方などたくさんの人々の支えのおかげで、ここまで成長することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。今の時間を大切にしながら、常に感謝の気持ちを忘れずにこれからも精進していきたいと思います。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.高校生の時は言われたことをやっていればどうにかなっていましたが、大学生になると小さなことでも自分で決めることが多くなり、失敗することも増えました。しかし、失敗したからこそ得られることもあり、新しい環境に飛び込むことの難しさや楽しさを知ることもできました。見た目の変化はありませんが、高校時代は親や先生方に甘えていたことから考えると大きく成長することができたのではないかと感じます。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.高校を卒業してからは、大学やアルバイトで新しい出会いがありました。ですが、その中でも中高時代の友達とは月1回のペースでよく会い、落ち込んだ時や元気がない時に励ましてくれる私にとってかけがえのない存在です。和洋でできた友達は今までもこれからも最高の友達です!

Q.和洋での印象深い出来事は何ですか?
A.中高6年間続けたダンス部の最後の大会で賞を受賞できたことです。毎日の練習で辛くて大変なこともありましたが、仲間と同じ目標に向かって取り組み、試行錯誤しながら創り上げた作品が評価されたことが何よりも嬉しかったです。
こんなに熱中して物事に取り組むのは後にも先にもダンス部で過ごした6年間だけだと思います。それほど濃くて印象深いものとなっています。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.社会に出てから恥ずかしくないように礼儀や作法、そして5分前行動など細かなことから日常的に鍛えられていたと思います。凛とした女性としての振る舞いは6年間和洋で過ごした中で培ったものであり、急にできるようになるものではないと感じます。これからも和洋で得た学びをしっかりと心に留めながら、人様に恥じないような行動を常に心掛けたいと思います。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.4月からは晴れて社会人になります。営業よりもまとめたりするような細かな作業が自分には合っていると思ったので、これから進む会社・職種を選びました。初めは慣れないこともあり大変なことばかりだと思いますが、先輩社員の方に教えてもらいながら焦らず頑張りたいと思います。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.卒業してから約4年経ったのにも関わらず、60人以上の生徒が集まり、同窓会を無事開催できたことを嬉しく思います。
久しぶりに集まっても三つ編みをしてセーラー服を着ていたあの頃に戻ることができ、とても素敵で最高な時間でした。和洋でこの学年でこの先生方でよかったと心の底から思いました。
お忙しい中ご出席して下さった先生方、最後までサポートして下さった同窓会役員の方には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。またいつの日か69回生で集まれる日を楽しみにしています。


大阪芸術大学 芸術学部 映像学科 石井さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.大人との付き合い方について考えることが多くなりました。やはり社会人になる年が近づき、大学外の方々とお話しする機会が増えたからなのかもしれません。様々な人と付き合う中で、自身の立ち位置・相手への近づき方・距離感、それらを人によって変えていくというのがとても難しく、悩むことも多々ありました。今も経験しながら学んでいる最中です。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.当時より物事を慎重に考えるられるようになったかなと思います。高校時代は失敗を恐れずにとりあえず進んでみようとしていましたが、今では慎重に考え最適な方法を見つけてから進むようになりました。少しだけ大人な考えができるようになったのかなと思います。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.芸術大学なので、アートを愛する友達が多くなったと思います。強い個性を持つ子が多い為、付き合い方が難しい部分もありますが、私自身の感性が変わった理由の一つでもあると思います。逆に和洋生とは関係が変わってしまうのでないかと心配でした。私は大学4年間大阪に住んでいました。勿論、同じ部活だった友達は4年間ずっと連絡をし合って、時には会いに行くことなどもありました。しかし、他の友達とはあまり連絡を取ることがなく、もしかすると忘れられてしまうかもしれないと不安でしたが、今回の同窓会で再会し、関係性が全く変わらず嬉しかったです。

Q.和洋での印象深い出来事はなんですか?
A.一つは体育祭です。一番濃い思い出が多いと思います。何ヶ月も準備や練習を重ね、当日は一致団結しながら素晴らしい結果を残す。悔しさ、嬉しさがたくさん詰まっていて、良い青春だったと思います。また、学年関係無く盛り上がれることや、先生方も一緒になってワイワイできるのがやっぱり楽しかったなぁと思います。そして、もう一つは中学から所属したダンス部です。ここでは語りきれないほどたくさんの思い出がありますが、一番印象深いのは高校3年生の夏にあった全日本高校・大学ダンスフェスティバルです。この大会で私たちは審査員賞をいただきました。発表された瞬間の私たちの盛り上がりや嬉しさは、今でも思い出話としてよく話しています。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.女性らしさです。たくさん学ばせてもらったのだなと高校卒業後に改めて実感しました。私が考える女性らしさには礼儀や作法、言葉遣いなど多くありますが、それらを自然に使えるというのはなかなか難しいことだと思いますし、和洋生だからこその力だと思います。また、大人になるにつれて女性らしさだけでなく、女性らしい”強さ”についても考えることが多くなり、一つずつ成長しているのかなと感じています。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.将来は芸術に触れる仕事を常にしたいと思っています。元々、映画監督を目指して映像制作専門の学科に進みました。私の大学は総合芸術大学の為、映像以外に触れる瞬間も多くありました。映画を製作する中で、学内で俳優を目指す友達ができたり、音楽を作る友達に主題歌を作ってもらったり、小道具で使う漫画を描いてもらったり、様々な芸術的な人と出会いました。そんな中で就職を考えた時に、映画監督という道を一つにして進むのではなく、たくさんの経験をしながら学び、最終的には総合的な芸術的アプローチができる人になりたいと考えました。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.大学入学後すぐにコロナ禍が始まり、二十歳の同期会も開催出来ず、このまま社会人になってしまうのかと思っておりましたが、無事このような素晴らしい会を開催出来たこと、大変嬉しく思います。サポートしていただいた同窓会役員の皆さま、そしてお忙しい中参加してくださった先生方、集まってくれた同窓生、皆さまに深くお礼申し上げます。またお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました。


インタビューありがとうございました!

一覧に戻る