お知らせ

2023.02.01

71回生二十歳の同期会

同窓会は「学校と同窓生」「同窓生と同窓生」のつながりのサポートを担っています。
今回、その一環として71回生の二十歳の同期会をサポートしました。

二十歳の同期会は、同窓会として二十歳となった同窓生を祝いたいという気持ちから始まったもので、10年以上続く催しになります。

会は71回生の幹事を中心に企画・運営が行われました。
学校長の挨拶、同窓会長の挨拶後に、高校学年主任の西脇先生の乾杯の音頭で会食が始まりました。
友人や先生方との久しぶりの再会に、会場は若干緊張した雰囲気に包まれていましたが、会の進行とともに笑顔と笑い声に満ちていきました。会の中では、幹事が中心となり、この日のために準備した中高6年間のスライドショーの上映や、抽選でのプレゼント企画があり、大いに盛り上がりを見せていました。
閉会後には、ロビーに集まり先生方や友人と会話に花を咲かせたり、記念撮影をしたりと、いつまでも別れを惜しむ姿が印象的でした。

受付から閉会までのスムーズな進行や、盛り上がりの中にも品のある様子から、71回生のこれまでの歩みを感じ取れました。
同窓会一同、71回生の今後の更なる活躍をお祈り申し上げます。



■学年主任 西脇智弥先生
 20歳の同窓会、このように大勢のみなさんが一緒に集まれたこと、20歳をむかえることができたことを嬉しく思います。おめでとうございます。こうしてここに集まることができたのも、企画・連絡・運営をしてくれた幹事のみなさん、同窓会役員のみなさま、出席いただいている先生方、学校職員のみなさまのおかげです。また、そのことを忘れないでください。

 振り返ると、高校2年生の修学旅行を終えた後、その年の冬から新型コロナウイルスの世界的な大流行が始まり、学校生活は大きく変わりました。休校、自宅待機、課題による学習とリモートでのホームルーム。先が見えない中、不安でいっぱいだったことと思います。高校3年生になっても登校できない日々が続きました。学校行事はほとんど実施できず、本来なら活躍できる多くの場が失われたことが残念です。また、進路決定の一番大事な時期に、みなさんとほとんど会うことができず、十分に話ができなかったことが、先生達にとってはもどかしく感じられました。そのような中で、みなさんは自らの努力と多くの人々に支えられながらそれぞれ自分の進む方向をめざし、今、こうして、ここにいます。

 まだまだ、以前のような制約のない生活をすることは難しい状況ですが、徐々にできることも増えてきました。これから先、社会に出てゆくとき、数百年に一度というめったに経験することができない状況の中で過ごし、考えたこと、行動したことが必ず活きてきます。みなさんのこれからの活躍をお祈りしています。時々は学校に来て、元気な姿を見せてください。身の回りで起きた出来事を話に来てください。お待ちしています。


■動画・画像
会の動画を、「同窓会への連絡」ページで追加掲載しています。
※「同窓会への連絡」ページはパスワードが必要です
 パスワードは問合せフォームからお問い合わせください(和洋国府台女子高等学校同窓会会員に限る)

71回生幹事にインタビュー

成蹊大学 経営学部・総合経営学科 尾畑さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.二十歳になったからといってなにか自分の中で変わったということはないと思っています。何歳になっても私は私らしく生きていきたいと思っています。
とはいえ、いざ二十歳になると様々な責任がついたり、一気に体力が無くなったり(笑)、思い描いていた通りの未来とは少し違ったりしています。
ですが根本の私自身は何も変わっていないと思います。
今まで関わってきてくださった全ての方々に感謝の気持ちを持って、誰からも愛し愛される素敵な人になりたいです。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.あったようでないのかもしれません。
高校時代はダンス部では部長を2年間、学校生活では代表委員を3年間務めました。いつからすすんでリーダーのような立場になるようになったかは自分でも分かりませんが、様々な場面で先頭に立つことが多かったです。
そしてそれは大学に入学しても変わらず、アルバイトではフロア責任者を務め、またこの春からはマネージャーを努めます。大学の部活動では400人規模のボランティア団体に所属しており、その中で広報局長という役職に就き、運営役員を務めています。
誰もがやる訳では無い立場を長年経験させて頂けている環境は本当に有難く、日々学びがあります。
変わったとすればリーダーに対する価値観です。高校時代はとにかく引っ張らなくてはとがむしゃらに突き進んでいました。しかし、大学では関わる人全員で物事を成し遂げていけるようにその方向をはっきり示せるリーダーになることを心がけて務めています。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.もちろんあります。大学に入ると新しい出会いがあり学部の友人、サークルの友人、アルバイト先での友人、いろんなコミュニティに友人が出来ました。
けれどやはり1番落ち着くのは和洋生です。6年間寄り添ってきた友人たちは楽しい事や悲しい事、悩み事など本当に何でも話せます。
私の周りの友人は"結局和洋生が1番!"と言っている子が多いです。

Q.和洋での印象深い出来事は何ですか?
A.和洋での印象深い出来事はダンス部で過ごした6年間です。ダンス部は私にとっての青春で人生で一番熱くなれた場所です。
その中でも1番印象深い出来事は高校3年生の引退までの期間です。私たちは集大成に向けて作品作りに励んでいました。コロナが来るなんて思ってなかったです。全国大会に行きたかった、戦いたかった、どうして私たちの最後にこんなことが起きてしまったのか、もう様々な気持ちが混同していました。
それでも私達はダンス部公演の道を選択し集大成を迎えることを選びました。中学1年生から高校3年生、6学年皆でひとつの舞台に向かっていくことが出来ました。
最後にお客さんも呼べて自分たちの踊りを見てもらえて、その舞台に仲間たちと立てたことは一生忘れない出来事だと思います。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.礼儀です。和洋は勉強だけでなく生き方を教えてくれた場所だと個人的には感じています。なぜなら礼法の授業があるからというだけではなく、勉強の善し悪しより礼儀の方を重んじていたように感じたからです。
所属していたダンス部でもダンスの技術だけでなく、社会で必要になる礼儀などが自然と身に付きました。
まだ社会には出ていませんが、大学生になり様々なコミュニティに参加するようになって改めてこの有難みを感じています。些細なことかもしれないけれどとても大事で必要なことです。その人間の根幹の部分をしっかりと指導して頂いたことはこれからの私にとってとても大きな武器になると感じています。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.まだ決めきれていないというのが本心です。
私は人と接することが好きで、人に伝えたり、何かを発信することも好きです。自分自身、営業が向いているのではないかと感じることも少なくはないのですがやはり現実的に続けていくことを考えると慎重になってしまいます。
大学生活では高度情報分析プログラムという学部上位25名のみ受講できるプログラムに参加しており、プレゼンテーションの授業などを通して伝える力を鍛えています。また、部活動のボランティア団体ではその中の広報局というところに所属しており団体の活動を内部外部に発信しています。仕事内容としては、SNSやブログの更新、雑誌作成などです。インタビューをする機会も多くあり、誰かの想いを発信する楽しさも知りました。
このような活動の中で、営業だけでなく広報という仕事にも興味を覚えています。
この春からは3年生になり本格的に就活を考えなければいけません。
しっかり考えて自分で選んだ道に進んでいきます。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.先日は71回生二十歳の会にご参加頂きありがとうございました。至らない点も多々ありましたが、最後まで温かく見守って下さった先生方、そして会の準備段階から支えてくださった同窓会の皆様、本当にありがとうございました。
そしてこの会が成立したのは参加してくれた同窓生が居たからです。ありがとう。
このようなことがある度に人と人との繋がりの大切さを感じます。コロナ禍ではありますが、また皆さんとお会い出来る日を楽しみにこれからも精進していきます。
ありがとうございました。


武蔵野大学 会計ガバナンス学科 倉持さん


Q.二十歳になって思うことは・・・
A.率直に20年も生きたんだなと思いました。20歳になる時は20年を振り返るきっかけだと思います。なかなか普段生活していて人生全体を振り返ることはありませんが、区切りとして人生を振り返り様々な出来事を思い出して友達とも同窓会などを通じて共有できたので良かったです。20歳になったので更に大人の自覚をもち意識改革の向上に励みたいです。

Q.高校時代の自分と今の自分に変化はありましたか?
A.高校時代は卓球部と勉強の両立に精一杯でした。特に卓球は幼い頃からやっていたので熱量が強く必死に食らいついていました。高校時代は「必死に」「精一杯」という言葉が当てはまりましたが、今は「器用に」「効率よく」「楽しく」が当てはまるようになりました。卓球より勉学・バイト・趣味に重きを置くようになり、挫折しながら頑張ることより器用に課題や仕事をこなしたり時間を上手く使って生活し趣味を謳歌するようになりました。何にでも楽しみを見いだせるようになったのも変化だと思います。

Q.友人関係で変化はありましたか?
A.高校時代は毎日学校がありクラスもあった為多くの友達と接する機会がたくさんありましたが、その中でも趣味が同じだったり家の距離が近かったり特別仲の良かった友達とよく会うようになりました。その友達達とはたわいない話で盛り上がって6時間ずっと話してたりLINEで電話したりと変わらず有効な関係を続けられていると思います。変わることが悪いことではありませんが、変わらない関係は安心感があり居心地が良いのでこれからも続けていきたいです。

Q.和洋での印象深い出来事はなんですか?
A.中学1年生で私は部活の試合があり林間学校へ行けませんでした。キャンプファイヤーでクラスごとにダンスをすることになり、私は行くことが出来ないのでダンスの内容を考えることにしました。友達と考えているうちにその時流行りのお笑い芸人のネタを入れ込むことにしました。絶対に面白くなると思ったのですが、友達が林間学校に帰ってきてから話を聞くとキャンプファイヤーの炎の音で全然声が聞こえなく面白くて笑っているのは担任の吉川敬子先生だけだったそうです。このエピソードが林間学校に行っていませんが凄く印象に残っています。

Q.和洋で学んだことの中で一番おおきなものは何ですか?
A.友達の大切さです。卓球で上手くいかなく挫折している時もクラスだけが私の心の支えでした。クラスに行けばノリのいい友達が話を聞いてくれたり、楽しく場を盛り上げてくれるので悩んでいることなんて吹っ飛んでしまいました。本当に友達に恵まれていたと思います。卓球を頑張ってこれたのも友達のお陰です。苦しい時、悩んでいる時の友達の存在がどれだけ大事かを学ぶことが出来ました。

Q.これからどのような道に進もうと考えていますか?
A.私は大学で会計や簿記の事を学んでいるため、経理などの職に就きたいと考えています。また、大学でデータ分析についても学び興味を得たためデータ分析を活用できるような職も視野に入れたいと考えています。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.20歳がゴールではなくスタートになるように自分らしさを忘れずこれからも精進していきます!


インタビューありがとうございました!

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