アンサンブルで、堀さんに何が足りないか、考えてきた?
はいっ・・・「周囲への意識」が足りないと思いました。
前回のレッスンで私は、音程やリズム、音の長さ、テンポ、そして歌うように演奏することに意識を向けていました・・・
はいっ・・・でもアンサンブルには、パートがあり、パートには役割があると思うんです。その役割も演奏箇所によって変わったりすると思うんです。
ですので、状況に応じた適切な表現・・・その箇所での役割意識が足りなかった・・・のだと思いました。それが足りないとバランスの悪い演奏になると思います。
そして役割意識以外にも、他のパートの息づかいを感じることが足りず、吹き方をあわせられなかったと思いました。それらをあわせて「周囲への意識」が足りないとしました。
フム!・・・よく考えてきたね。良い気付きだ!そのような意識がより良いアンサンブルにつながっていくんだよ。
そんなことがあったんだ・・・カツサンドからヒントを得たのは面白いね!・・・では、アンサンブルレッスンを始めよう。まずチューニング、基礎練習から。
では曲を合わせよう。出だしは杉田さんと堀さん、ソプラノリコーダーの二人だけだから、互いの息づかいを感じるんだよ。
途中で加わる村島さんは、それまでの曲の流れに乗ることを意識し、自然な流れを意識しよう。
この曲での全員の課題だけど、同じ音が連続で続く時のタンギングをもっと柔らかくしてみよう・・・音ははっきり切るのではなく、なるべくつなげた上で柔らかく吹きなおす感じ。
そうそう!村島さんも堀さんも、今の杉田さんの吹き方を真似してみて。
うん。それを演奏で活かすようにね・・・あと何か気になることはない?
・・・ブレス(息継ぎ)の前の音が短くなっているところがあるように思います。
そうだね。良く気がついた。・・すごく難しいけど、それも意識してみよう。
アンサンブルでの演奏はだいぶよくなってきた。堀さんは周囲に意識が向けられるようになってきているし、同じ音が連続で続く箇所のタンギングも良い感じだ。ブレス前もOK。
では最後にまとめの演奏をしよう!