和洋の特色の一つに理科教育があります。実験・実習を重視し、3年間で90項目以上の実験を行
います。五感をフル活用し得た情報と知識を結びつけ、定着をより強固なものにしていきます。
和洋を知ってもらう一環として、実験や実習の様子を少しずつ紹介していきます。
■気象観測
3学期に2年生は気象について学びました。
授業では中庭に出て、空を見上げました。雲形を見るポイントは雲の厚さです。太陽の光が透ける
かなど、見分けるポイントを聞いて、判断していました。「雲量」は空の全天に占める雲の割合のこ
とで、「曇り」と「晴れ」を決めるポイントです。今回は全天を隅々まで観測し、雲が8割ほどあっ
たので、「晴れ」になりました。
中庭の中心に風杯型の風向計を置き、観測しました。風杯型は4つのカップが風をとらえて、風力
を調べる測定器です。また、風見鶏と同じ原理で、風向もわかります。原理を風向計で学び、実際は
デジタル風速計で、風速を測定しました。
百葉箱での気温の測定や実験室では、水銀でできた気圧計を読み取り、実際に測定することができ
ました。
気温、天候、気圧、風向、風力など、気象観測に必要なデータを自分で確かめた1時間でした。生
徒たちは天気について深く関心が持てたようでした。
■バックナンバー
【1】 ガスバーナーの使い方
【2】 エビの観察
【3】 プラスチックの分類
【4】 アジの解剖
【5】 日本科学未来館
【6】 大気の測定
【7】 3年 課題研究
【8】 豚の心臓の観察
【9】 世界一行きたい科学広場 in 浦安 2013
【10】 東京理科大学での実験発表
【11】 水圧と大気圧