和洋国府台女子中学校高等学校

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探究和洋茶道 6週目

2023.06.08

6月1日(木) D組 探究係
本日の授業では、干菓子の取り方・いただき方について学びました。
干菓子は一つの器に二種類のお菓子が盛られている場合、奥から手前の順番に手で取ります。
また、干菓子は一口大に割って口に運びます。
今回の干菓子は青楓と鮎の形の二種で、可愛らしいデザインでした。
青楓は一口でいただくことが出来ましたが、鮎は一口では長く、ちぎって口に運びました。


突然ですが、みなさんは6月1日は何の日かご存知でしょうか?
6月1日は鮎漁の解禁日です。
鮎という漢字は「魚」偏に「占」と書き、古の時代には吉凶を占う魚とされてきました。
鮎は夏の旬の魚で柳の葉のようなスリムな体をしており、鮎の身からはスイカの匂いが漂うために「香魚」と呼ばれることもあるそうです。
また、澄んだ清流を好み、濁った水中では生きられないそうで、鮎が棲むということは、そこの水の美しさを表わすことになるのです。
このように調べてみると、鮎はとても繊細で美しく、日本人と寄り添ってきた魚だということがわかりました。

授業ではそんな鮎に関連するものが2つ出てきました。花入とお菓子です。
花入は鮎籠で、お菓子はもちろん鮎の形をしているのですが、鮎籠から伸びる美央柳と虎ノ尾がとても美しかったです。
鮎と柳の関係性も調べた事で知ることができ、凄いなと思いました。

今回は干菓子のいただき方だけでなく、鮎について調べることでお菓子やお花の組み合わせにも意味があることがわかりました。今後も色々な繋がりを感じながら、茶道と共に様々な知識をつけていきたいと思います。

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