和洋国府台女子中学校高等学校

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探究和洋茶道 4

2022.05.10

高校3年生では総合探究の時間に茶道を行っています。授業での取り組みを探究係の生徒が紹介していきます!

5月 2日(月)3年D組 探究係 I.Aさん/H.Mさん

本日の授業は、教室で茶道の歴史を最初に学びました。
日本にお茶がもたらされたところから、どのように現在の茶道の形になったか。「書院の茶」から「わび茶」を大成し、茶聖となった千利休の話、三千家に別れて現代に至る流れも学びました。表千家の当代は、15代目の猶有斎宗左です。
先生がプロジェクターで写真を映してくださり、南北朝時代に産地の違うお茶を飲んでお茶の味を当てて賭け事をした「闘茶」の様子を再現した写真を見せていただきました。静嘉堂文庫所蔵の茶入れ「九十九茄子」(つくもなす)は、大阪城が落城した際に粉々に割れたものを全くわからないように塗師(ぬし)によって漆で継いで修復されたそうです。
洗心亭では表千家の和室での歩き方、座礼の仕方を学びました。
洗心亭には床の間が2箇所あり、洗心の間には「利休座像」奥の間には「柳緑花紅」の掛け物が掛かっていました。
先生が利休座像に書かれている千利休の「遺偈」(ゆいげ)を読み上げてくださいました。
竹の一重切の花入れには、紫蘭と海老根が飾られ、落ち着いた雰囲気でした。また5月に入り、籠の花入れと夏の花が登場し始めたとのことで、もう一方の宗全籠には菖蒲・突抜冬忍・都忘れ・河原撫子・姫空木が飾られていました。

※クラスにより授業の進度がちがうため、内容が前週と重複する場合があります。
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