和洋国府台女子中学校高等学校

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探究(株)クックパッドによる特別講座(中学1年生編)

2020.08.19

1学期の期末考査後、中1は学年企画として、クックパッドとコラボした特別講座を行いました。講座内容は「SDGs×料理」。今回の企画を中心になって進めたのは、学年主任の髙橋先生です。髙橋先生に企画のきっかけや想いをインタビューしてみました。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)
2015年に国連サミットで採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す」国際目標。17のゴールと169のターゲットから構成されている。

今回の講座を行ったきっかけは何ですか?
以前、cookpadの教育支援ワークショップに、個人的に参加したのがきっかけです。そこで会社の理念を知り、今回講座を担当してくださった岡根谷さんと知りあいました。
私は、生徒たちに、広い視野を持つ人物になってもらいたいと考えています。学生時代になんとなく過ごし、なんとなく社会に出るのではなく、社会で何ができるのか、何をしたいのかという意識をはぐくんでもらいたいです。そのためには、社会や世界を知ることが大切だと考えています。
髙橋先生は以前からSDGsに強い関心をお持ちですよね
SDGsは社会や世界を知るのにとても適しています。非常に大きな視点、多様な視点が必要になりますが、それらを通して自分の立ち位置が少しずつ見えてくると思っています。今回の企画は、SDGsへの導入といった部分も含まれています。
企画への想いを語ってください
先ほどもお話した通り、生徒には広い視野をもった人物になってもらいたいです。小さな世界ではなく、大きな視野で物事を考える。他人任せでなく、自分事として責任ある選択と行動ができる人物です。ただ、そのために教師や大人が、何かを押し付けることは良くないと思っています。
生徒たちが自ら思考し、行動することが大切だと思っています。ですから、生徒の話をよく聞くようにしたいですし、考えるきっかけを与え、そこからでてきた意思を尊重する必要もあると考えています。信じて待つといった大人側の忍耐が必要だと考えています。 今回の企画を通し、生徒たちが思考し、気づきを得るきっかけになってくれればと思っています。
講座はどのような内容だったのですか
講座のテーマはSDGsの「12:つくる責任・つかう責任」で、目標は「料理を通してSDGsを知り、生徒が、世の中の問題を自分事として捉えること」です。 「世界の台所と暮らし」を知り「自分の家の台所」と比較しそこに潜む課題について考え、料理で課題解決にチャレンジするといった内容でした。
今回は、ビデオチャットを利用したオンラインでの講座でした。クックパッドの岡根谷さんと、教員・生徒側で双方向のやりとりをしながら、進めるものとなりました。 最後に、自分の好きな料理を「地球にとって無駄のない形で料理をつくってみよう」との課題のもと、自分の生活の中に活かすことを考えました。この後、夏休みに自分の考えた料理を実践し、レポートにまとめ報告するまでがセットになります。
企画を終えて生徒たちに変化は見られましたか?
他文化の生活様式を知ることで、自文化や自身の生活をかえりみるきっかけになったといった感想が多く見られました。他との関わりの中で自分を知るといった部分は達成できたと思います。 夏休み中の実践レポート報告が楽しみです。
これからのどのような企画を考えていますか
地域ボランティアや他校の中学生と関わらせたいと考えています。 中1は「学び思考する」、中2は「思考し行動する」を学年の目標としています。これからも少しずつですが、様々な社会や世界を通し、多様な価値観に触れる機会を作っていきたいです。
ありがとうございました!
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