和洋国府台女子中学校高等学校

お知らせ

和洋女子大学文化資料館出前講座

2013.07.05

 中学校と大学が連携して行う出前講座は、今年度で3回目を迎えました。この講座は教育交流の
一環で行われ、大学の先生が中学校で講座を開講します。
 今年度は和洋女子大学の駒見和夫先生の講座です。講座のテーマは「国府台・国分の成り立ちを
探る」。2年生全員を対象に行われました。

 講座ではまず、中学校の校名にもなっている「国府台」や、所在地である「国分」の地名由来の
説明から始まりました。「国府台」の由来には2つの説があることや、「国府」に関する事柄を学
びました。
 生徒たちは、地域社会の成り立ちや古代の景観に想像をめぐらせ、駒見先生のお話に興味深そ
うに耳を傾けていました。

 次に、大学のキャンパス内で実施された発掘調査や、中学校校地内から出土した土器を観察しま
した。
 1300年ほど前に作られた奈良・平安時代の土器を触り、手触りや重さ、においなどを確認した生
徒たちからは、「今と比べて、昔の人の暮らしは予想以上に厳しいものだった」「発掘調査や考古
学についてもっと知りたい」との感想が聞かれました。

 その後は、国分寺や下総国分尼寺跡についての説明や、学んだことに関するクイズが行われまし
た。

 今回の出前講座は、身近な環境にある歴史を学ぶと共に、地域の歴史を学べる博物館の魅力を知
れ、とても有意義なものになりました。

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