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高校2年 美術Ⅱ 風景画


2017.07.04

高校2年生1学期の美術Ⅱは、国府台キャンパス内で風景を描きました。

4月と5月は芝生の上でスケッチを行い、6月に入ってからは美術室で彩色をしました。

校舎を描くには、遠近法やパースなど数学的な視点を駆使します。理に適っているかどうかが重要です。彩色に入って意識しなければならないことは、対象の色彩には無限の変化があり、また一瞬たりとも同じ状態はなく変化し続けるという事実です。先入観で固有色を塗ってしまうと、子供の塗り絵のようになり上手くいきません。絵の具に入って失敗する人が多くいます。原因の多くは、先入観で固有色を塗ってしまうためです。
 
それらを踏まえ、特に風景画の場合、朝・昼・夕方・夜などの時間帯と春・夏・秋・冬などの季節の「いつ」を描いているのかを意識します。それによって、暖かみのある色彩や涼しさを感じる色彩などイメージし、絵の具を選ぶことが出来ます。また、時間帯によって太陽の位置が変わるわけですから、校舎や木々の陰影の形も光源との関係から科学的に考えなければなりません。つまり、「校舎を描く」のではなく「光や空気の中にある校舎を描く」のように発想を持つことが大切なのです。

 
絵画とは、ありきたりな毎日の中にある、自分だけの特別な一瞬を切り取ってみる行為・・

「夏の大会が近づく部活帰りの、夕暮れに照らされた校舎の風景」
「新しいクラスの新しい友達と歩いた、春の中庭の風景」
「中間テストの後、雨上がりの重い空気の中にある講堂と空の風景」
「気持ちが落ち込んでいるときにハッとした、爽やかな秋空と校舎の風景」・・・

その一瞬の心象を表現することが出来たなら・・。
その一瞬がかけがえのない美しさを持っていることを感じられたなら・・。
本当に素晴らしいことであると思います。


 美術は授業ですから成績がつきます。生徒達はどうしても評価されることを意識してしまうために「誰よりも細かく正確に」描こうとしてしまいます。しかし、そのような単純な努力賞が評価であるならば、描く喜びや美術教育の目的は随分と寂しいものになるでしょう。

完成のイメージは自分の中にしかありません。自分の心が答えを知っています。そこにたどり着くための手助けをすることが、美術教育の本質であると思います。生徒一人ひとりのかけがえのない小さな物語を、小さな画用紙に詰め込んで・・宝箱のような美しい作品がたくさん完成しました。


8月26日(土)と9月17日(日)にオープンスクールを開催致します。
美術ではデッサンの講座を開講します。
是非遊びにいらして下さい。

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