全日本書初め大展覧会

　全日本書初め大展覧会は毎年１月５日に日本武道館が催す大規模な書き初め大会です。公募の部は希望者なら誰でも参加することができますが、席書の部は予選を通過した人のみが、武道館のフロアで書き初めを行うことができます。和洋中学では例年一年生がこの席書の部にチャレンジしています。第５１回目を迎えた今年の大会では、全国の老若男女に混じり、予選に通過した和洋生５０名が武道館の地を踏むことができました。
　当日、武道館の正面玄関に集合した生徒達は、予想以上の会場の広さと、次々に他県のナンバーの団体バスがやってくる光景を目の当たりにし、この大会の規模の大きさに圧倒されたようでした。
不安と緊張の面持ちで入場した生徒たちは、手早く道具を準備し、大太鼓の音で書き初めを開始します。与えられる時間はわずか２４分間。授業で習ったことを思い出しながら一心不乱に筆を動かします。終了の大太鼓までには、無事に全員が「明るい社会」という五文字を仕上げ、観客達に披露することができました。終わった後はほっとした表情と、少し誇らしげな思いで会場を後にすることができました。
　伝統ある大会に参加することができ、とても良い経験になったようです。